ルールズは昔ながらの恋愛結婚の法則を簡潔にまとめたガイドブックです |
ザ・ルールズをみてみると?
ザ・ルールズの内容をざっとご紹介すると、意中の人のハートを射止めて(意中の人から愛されて)結婚にゴールインするための法則集といえます。原本では35のルールズが、日本版では50の法則が掲げられ、実例付の解説が簡潔に書かれています。
著者であるエレンとシェリーはアメリカ東部で活躍中の恋愛コンサルタント。過去何千人という恋に悩める女性にこのルールズを伝え幸せな結婚へと導いたとか。
そして、このザ・ルールズ、原文を読んでいるとどうやら、彼女達が作り上げたものではないようです。実際は、昔から母親が娘に伝えて来た人生処世訓を現代流に簡潔にまとめたものだったのです。
ザ・ルールズの伝えたかったこと
ルールズは処世訓と言いましたが、確かにルールズを読んでみると「目からうろこ」の真新しい情報は何一つありません。昔から世に言う「淑女」と呼ばれて来た女性が心がけるべくマナーをまとめたものように見えます。
現代は社会の構造が大きく変わって、母親が日常生活を通して恋愛の秘訣を娘へ伝えるという行為自体が減少しているところに、こういったガイドブックが流行る秘密があるようです。
さて、実際の内容ですが、ガイドなりにエッセンスを抽出してみました。いくつもあるルールズの基本となる原則をまとめると。
【自己管理】
健康面、精神面で自己をしっかりと管理できなくてはならない。
【愛されること】
女性は愛するよりも愛されることをこころがける。
【女性は美しく】
身だしなみは当然。とにかく女性はルックスを良くみせる努力をすること。
【女性は受身】
女性からアクションをおこしてはだめ。昔ながらに女性は男性のリードに従うこと。
【あいてをじらして】
簡単にYESはだめ。相手をじらして相手の本意をじっくりチェック。
【あいてを飽きさせない】
結婚に到達するまでにマンネリではゴールインは無理。
【毅然とした態度】
だめなときはあっさりと。自分に興味が無い人は追いかけない。
ざっとこんなところでしょうか。本にはこれらを具体的に実践するためのコツが書かれています。
さて、これらを一言でまとめると、目指すべくは「正統派レディ」といえそうです。
「自分をしっかりと持ちながらも、女性である自覚を持って、男性に愛される存在を目指す」といったところでしょうか?
おそらく昔は日本にもこういった女性はたくさんいたことでしょう。でも、昨今は、こういったタイプの女性はむしろ少数派なので、それがかえって新鮮に映って意中の人のハートをゲット出来るというのが実情のようです。
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