お花見の歴史をちょっと復習してみると?
お花見は古くは神聖な農耕行事でした |
あせた色の桜の花は夏の天候が良好な兆し。白い花が多いと豊作になり、桜が上向きに開花すると凶作になるとか・・・その昔、お花見は今後の農業生産を占う上でとっても大切な農耕行事と考えられていたようです。
お花見が今のような宴会の姿を呈し始めたのは平安時代からとのこと。奈良時代には鑑賞用樹木はもっぱら梅の役目でした。桜のお花見の第一号は、平安時代に嵯峨天皇が宮中で催した宴だったとの説が今では有力です。
平安時代に盛んだった陰陽道の世界では、桜の花を陰にたとえ、陽をあらわす宴会と対をなしてひとつの調和を作り上げると考えていたようです。
この花見の風習。時を経て江戸時代には時の将軍徳川吉宗の植桜推進策も手伝って、広く一般庶民の間にも広がったようです。
桜の名前の由来を知っていますか?
お花見には必要不可欠な桜。日本を代表する花でもあります。桜は古代から日本に生息する日本の国花ですが、その名前の由来はいくつかあるようです。ガイドが好きな由来をご紹介すると。「春に里にやってくる稲(サ)の神が憑依する座(クラ)だからサクラと呼ばれるようになったとの説。(出典:フリー百科事典「ウイキペディア」)
なんとも神秘的ですよね。
古くから日本で人気の桜。この桜にはあまり知られていない秘密がいくつか隠されています。
次のページでは桜の持つエネルギーの秘密にせまります。