お呪いってなんだろう?
不思議な力を持つお呪いを文字で表現したものが霊符です。 |
お呪いは、現代社会で暮らす私たちの間でも、案外知らず知らずのうちに使われていることにお気づきでしょうか?例えば、大きな音で雷がなって稲妻の閃光を目前にした時、「クワバラ、クワバラ」と唱える人がいまでもいますよね。また、みなさんも小さいころに転んで痛くて泣いている時などに、お母さんに、「チチン・プイ痛いの痛いの飛んでけ!」なんていいながら撫でてもらった思い出があるのではないでしょうか?
呪いは、私たちをいろいろな災いから救ってくれるとても不思議な力を秘めた言葉です。そして、その言葉を文字であらわしたものを霊府と言い、現代でも私たちの日常生活の中でお守りとして活躍してくれています。
おまじないは言霊(ことだま)と文字のパワー
「言葉や文字が不思議な力を持っている?」なんて、ちょっと科学的には信じにくいことかもしれません。でも、昔から私たちの祖先の間には言霊信仰というものがあり、ある特殊な音の組み合わせが特別なパワーを発揮すると信じられてきました。この言霊信仰は日本だけに限らず、キリストの有名な「最初に言葉ありき」という格言にもあるように、西洋の世界においても長い歴史を誇っています。それでは、どうやって言葉が不思議な力を発揮するのでしょうか?
これには、言葉の響きが持つエネルギーのバイブレーション(波動)が関係しているようです。
言霊はヒーリングサウンド
現代科学においては、この世の中に存在する全てものは、エネルギーの固まりであり、そのエネルギーの一つ一つが独特のバイブレーションを発しているということが解明されつつあります。最近、音や音楽を使って人間の能力を活性化する科学的手法が注目されたり、もっと身近なところでは、ヒーリング音楽などに対する人気が高まっています。これらは、いずれも音が独自に持つエネルギーのバイブレーションが私たちの精神や肉体、さらには自然環境にまで働きかけ、なんらかのポジティブな効果を発揮してくれることに着目したものです。
古代から伝わるいろいろなおまじないは、私たちの祖先が長い歴史の中で経験的に身につけた「癒しの言霊(ヒーリングサウンド)」であると言えそうです。
次のページでは幸運を呼び込むための霊符の作り方を伝授致します!