日本画/日本画関連情報

JSP-Portrait-伊藤清子

・・・私が表現したいものは自分が体感したものですが、あらゆる色を含んだ光のようでありたいと思っています。ダンスするように、時にはダンスしながら…。

執筆者:松原 洋一

ITO SAYAKO

伊藤清子
1977年 東京都生まれ
2005年 武蔵野美術大学造形学部通信教育課程入学(在学中) →その他の情報

踊ることで描くことが成立している

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All Aboutで興味あるテーマ:フランス

展覧会
第14回尖展→尖ブログ
会期:2008年5月13日~18日
会場:京都市美術館1階

◇制作の視点

私は絵を描きながら、描いている対象物になり疑似体験しています。
まずは対象物の五感で空気の重さや質を感じてみます。次に対象物の記憶や感情、動きの緩急や速度を体感します。そして対象物となった自分の可動域や柔軟性を確かめながら周囲と接触し、体力を消耗していきます。Danceするように、時にはdanceしながら、私の作品制作は進んで行きます。
私が表現したいものは自分が体感したものですが、あらゆる色を含んだ光のようでありたいと思っています。プリズムがその光を分光し様々な色を現出させるように、鑑賞者によって私の感覚が様々に変換されていくことを願っています。
◇作品「THE JELLY FISH 1」について

自分の中で燻っていた感覚をどのように放出したら良いのかわからず、近所の水族館にふらふらと出掛けてクラゲに出会いました。大きな水槽に漂う奇妙なクラゲの存在に自分の感覚が適合した気がしました。クラゲを描いた最初の作品です。

「THE JELLY FISH 1」1303mm×803mm
◇いま関心のあること

コンテンポラリーダンスを観ることと、踊ることに関心があります。色々なダンスクラスを受ける度に、様々な考え方、ものの感じ方や表現の方法に触れることができます。自分がただ踊るだけでなく、誰かとコンタクトを取り関わることで刺激を受けることもあります。相手から生まれる動きと自分が生み出す動き、相手の身体と自分の身体、互いが接触した時の現象には新鮮な驚きを感じることができます。



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