シブヤ西武で開催されたグループ展にこの絵は展示されていた。
じっくり見ていると重大な真実を語りかけているような気になった。
日本画とは本来こんなものではないのかとさえ思ったりもした。
さっそく作者の塩崎顕さんに会ってハトの正体について聞いた。
「このハトはマトリックスという映画の中で主人公が弾丸をよける姿をイメージしたりしました。梅の枝に止まろうとしたハトが攻撃を受け弾丸をかわしている様なイメージで…。梅に止まっていたハトが攻撃を受けて飛び上がったというのもいいかな。もちろんハトだから、りっぱなハト胸にしました」
なんの因果でハトがマトリックスになってしまうのだ。
そりゃハトだって驚きますよ。
だけどますます彼に興味がわいてきた。
期待で胸が膨らんだ。ハト胸になった。