『新本格 猛虎会の冒険』
有栖川有栖、ほか 東京創元社 820円

この本を買いたい!





■「敵地・東京」の本屋には「虎旋風」未だ来たらず!?

「今年はさすがに大丈夫だろう」「いやいや、まだまだ。なにせ相手は何をやらかしてくれるかわからんあのチーム・・・」

最近の私の中では、二人の自分が闘っている。
参ったな~、困ったな~。どないしょう。ひょっとすればひょっとするかも、阪神タイガース。

 他の球団のファンの方、嫌味ではないのである。本当に、本当に、揺れる思いなのである。関西の熱狂振りが伝えられ、阪神ファン全員が「もうキマリや~、日本シリーズは、近鉄と大阪決戦や~」と浮かれきっていると思われるかもしれないが、少なくともちょっと長くあのチームのファンをやっている方は、私と同じように揺らいでいらっしゃると思う。

だって、何度も・・・。ああ、これ以上は言うまい。黄色と黒の血潮流れる者の、哀しき自己防衛本能である。

 ファン心理はひとまず置いておくとして、虎フィーバーは確かに巷を席巻している。グッズもガンガン売れているらしいし、雑誌もこぞって特集を組む。関西系のアーティストが応援歌を歌うCDなんてものまで出ている。
で、「本」の分野をどうだ?というので、都市圏の本屋を何軒か回ってみた。

 ここが「敵地」だからなのか、それとも、本の世界は「日本のプロ野球」にさほど強い感心がないのか、社会情勢(なのか?)に鈍感なのか、スポーツ本の棚に平積みされている中で、野球本といえば、うーん、ヤンキースの松井本が目立つ。
めげずに棚をよく探すと・・・星野監督の人間像に迫るもの、球団の歴史を追ったものなどが何冊かあるにはあった。
それはそれでいいのだが、もうちょっと、ヒネリの効いたものはないものか?

と、さらに探しているうちに、みつけちゃいました。ノベルズの平積み台で、とんでもない本を!