ポートフォリオ管理ツールって?
投資信託の購入日、買付額を入力するだけで、基準価額がいくらであったか、現在いくらの損益がでているか、日々のパフォーマンスが一目瞭然にわかるツールがあります。それぞれ商品を購入した金融機関の管理画面でも損益はわかりますが、ここで紹介するツールは複数の金融機関で購入したものも一緒に管理できるしくみ。資産運用にとても便利なシステムです。画期的!複数のファンドの資産構成も自動計算
便利なのはパフォーマンスを手軽に見られるだけではありません。この秋、出来たばかりの投信まとなび(イボットソン・アソシエイツ・ジャパン)のポートフォリオツールは、登録した個別のファンドの資産構成と保有金額を自動にポートフォリオに反映してくれる優れもの。例え、複数のバランスファンドを登録しても、一瞬で、国内、世界の株式・債券やREIT、新興国の株式・債券、コモディティ別の資産構成状況を見せてくれます。そして、その資産配分比率からポートフォリオ全体のリスク・リターンを推計値が割り出されます。あくまでも過去の数字を元にした予測ですが、今後どう資産が増減していくか予想範囲を示してくれます。
ポートフォリオを何種類か設定できるので、これから購入予定のファンドと現在保有のファンドを組み合わせたらどんな資産構成になるのか、検証しながら、次の一本を決めることもできます。
利益確定のメールで売却タイミングをお知らせ
モーニングスターのポートフォリオ機能は、メール機能が付帯。○○%の利益が出たらメールを配信とセットしておくことができます。利益確定の売却を考えているならこのシステムが便利でしょう。ただし、登録の際に細かな情報を入力しなければいけないのがつらいところです。他にも、Yahooファイナンスのポートフォリオ機能は、投資信託だけでなく個別株や通貨なども一緒に登録することができます。Yahooユーザーにとっては、画面をカスタマイズすることができ、あえてポートフォリオ管理の画面に行かなくても、通常のyahoo画面でパフォーマンスをチェックできるのが便利ですね。
個人個人の投資のスタンスによって、ベストな管理ツールは違うもの。それぞれの特徴でポートフォリオ管理ツールを使い分けてみてはいかがでしょうか。