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RQの存在意義と商品価値(3ページ目)

今やキャンギャルとしての役割ばかりでなく、一分野を確立した感があるRQ。

矢沢 隆則

執筆者:矢沢 隆則

レースクイーンガイド

その点でRQはどうだろう?コアなファンの私見として言わせて貰うと、送り手側の勝手な解釈に基づいた的外れなコンテンツが多いような気がする。RQの存在意義は何なのか?!彼女達の商品価値は何処にあるのか?! 殆ど把握できていない。

例えばRQビデオや写真集でコスチューム姿よりもメインとなっている水着姿。肌の露出が多ければファンは喜ぶだろうと、往年のアイドルに当てはまった方程式を何の疑いも無くRQに当て嵌めているのだろうが、その時点でRQファンの嗜好性を理解していないと言わざるを得ない。事実、当サイト独自アンケートの中で「あなたが撮影してみたいと思うRQのファッション&シチュエーションは?」という質問を投げかけた所、水着姿が最下位だった。(票数が少ないので説得力が無いかもしれないが・・・)

また、セルビデオなどで当たり前に見られるRQインタビューやRQ同士のトーク。会話と言う行為は露骨にその人の知性が滲み出る。失礼ながら「喋らなきゃイイ女なのに・・・」と思う場面にもしばしばお目に掛かる。送り手(制作)側は普段見られないような場面を少しでも多く提供しようとしているようだが、情報を制御する事により商品価値が高められる点を見落としているのではなかろうか。 現在、デジタルコンテンツも含めて様々なRQ関連グッズが市販されるようになった。今後も斬新な企画を打とうと趣向を凝らしたものが提供されそうだが、コアなファンのニーズからはどんどん離れていっているような気がしてならない。

RQは既に一分野として確立された感があるが、RQが支持されるのはRQという特化した魅力があるからこそなのである。この点を商品化できればシーン全体の純度維持および活性化、そしてRQ個人のプロモーションに効果を齎す事が出来る筈だ。 これからのRQは如何なるメディアを使って如何にセルフプロデュースが出来るか?!それによって大きく明暗が分かれて行くだろう。

その点でネットは第三者の手を介さずに済む為、セルフプロデュース次第で如何なる世界観をも構築出来る。従来のメディアとは違い、送り手(RQ)の意思がそのまま情報に反映される為、センスさえ良ければネットを使って自身の思い描くイメージを損ねる事無くファン層を拡大する事も可能だ。ブロードバンドの波が目の前まで押し寄せてきている今日。ネットにおける情報伝達手段も益々多岐に渡って来るだろう。これからのRQはメディアに対する先見性とファンのニーズを的確に感じ取れる才能が必要とされるのではないだろうか。

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