マルチペンにも使えるHI-TEC-Cのリフィル

パイロット「ハイテックCスリムスレフィル」
各210円(税込)

LAMY 2000他 マルチペンをカスタマイズ」という記事で、マルチペンのカスタマイズを紹介しました。ロトリング社の「4 in 1 Input」やラミー社の「LAMY 2000」、スタイルストアでも人気のステッドラー社の「アバンギャルド」などのマルチペンは、そのリフィル(替え芯ですね)に互換性があり、好きに付け替えて使う事が出来るという記事でした。

その時は、書き味や機能などを考えて、好きなメーカーのリフィルと付け替えると便利という話でしたが、今回、「ハイテックCスリムス」用の替え芯が、マルチペン用の規格に準拠していることを知り、早速、手帳用に愛用している「ラミー2000」に装着してみました。元々、手帳用には、ラミー2000に使われている0.7mmの油性ボールペンは、文字がやや太く、スタートが遅く、手帳のような細かい文字を読みやすく書くには向かないかもと思っていました。そこで、ハイテックCスリムス用のリフィル「LHRF-20C4-B」(0.4mmの黒色インク)をラミー2000で使用頻度が低い青のボールペンと入れ替えてみたのです。

元々、その書き味、細い文字が安定して書けるペン先の精密さ、滲みが少ない速乾性のゲルインクなどハイテックCの威力はよく知っています。しかし、その書き味が、持ちやすく手に馴染んだ「ラミー2000」で実現したのは、ちょっとした驚きでした。文字は読みやすく、書き始めから書き終わりまで安定した書き味は、油性ボールペンでは味わえないもの。すぐに、これを使おうと決めたのでした。
 

理想のマルチペンを考えた

ラミー2000にハイテックCの黒と赤を入れる

現在、発売されているハイテックCスリムス用のリフィルは、黒、赤、青の三色。それぞれ0.3mmと0.4mmが用意されています。太さは両方試した所、ガイド納富は0.4mmが書きやすいし、手帳などに書いた時の読みやすさも上だと判断。0.4mmで行くことにしました。

最初に考えたのは、ラミー2000を理想のリフィルに付け替えること。この場合、普段ほとんど使わない青は最初から無くして、ハイテックCの0.4mm赤と黒、油性ボールペンの黒(元々付いてた奴)、スタイラス(掌極道の「ミニバー」、2本セット700円を使用)の四本をセットしてみました。

これは、普段使い用の黒と赤には、書き味優先のハイテックCリフィルを使用。それにPDAやニンテンドーDS、考え事用にスタイラス(しかも、ポインティングが正確なミニバー)と、クレジットカードのサインなどには油性ボールペンが信頼性が高いため、元々付いていた黒の油性ボールペンを組み合わせてみました。

これを手帳に挿して持ち歩いてみたのですが、これが本当に使いやすいのです。赤はもう少し太くても良いようですが、やはりハイテックCの書き味の良さは、ちょっと他には見当たらないもの。また、ハイテックCの弱点である、「インクの減りが早い」という特徴をサポートする必要からも、黒の油性ボールペンのバックアップは心強いところです。

ロトリング「4in1インプット」にハイテックの黒と赤を

また、シャープペンシル機構を内蔵した「Rotring 4 in 1」を使ったバージョンも考えてみました。こちらは、黒と赤のハイテックCリフィルに、シャープペンシルとスタイラス(ミニバー)という組み合わせ。徹底した実戦スタイルは、質実剛健な「Rotring 4 in 1」に良く似合うと思いました。

ハイテックCの秘密

上がコーン型(油性)、下がニードル型(ハイテックC)

ハイテックCは、写真を見てもらうと分かるように、ペン先に細いパイプがあって、その先にボールがセットされています。これを「ニードル型」と言います。一方、油性ボールペンは、写真のように円錐形になっていて、円錐の頂点にボールが付いています。これを「コーン型」と言います。どちらが細い線を描きやすいかは一目瞭然でしょう。

このハイテックCのニードル型の構造は、細いパイプを作る技術、現在最小で直径0.25mmのボールを作り、パイプの先にセットすることなど、とんでもない技術が要求されます。しかも、このリフィルはキャップレスです。通常、ハイテックCはキャップで、細いパイプやボールを保護すると共に、乾燥などを防いでいます。つまり、放っておくとインクが飛んでしまうわけです。

ところが、キャップレスのハイテックCが登場しました。これは、パイプの中にバネを仕込み、ボールでパイプに蓋をする構造にしてインクの飛びを抑えているのです。筆圧が掛かると、バネが下がってインクが出てくる仕掛け。見えない所でもハイテックCは進化を続けているようです。


ガイド納富の「こだわりチェック」

HI-TEC-Cシリーズ最細の0.25mmで書いてみました

ハイテックCは、現在最も細いのは0.25mm。パイロットの人によると、胡麻にさえ文字が書けるといいます。ハイテックCシリーズ全体で、年間1億5千万本を出荷するという、ある意味国民的ペンとも言えるハイテックC。インクが早くなくなる(油性ボールペンの約2倍の早さ)という欠点はあるものの、手帳やメモなどの小さいスペースに沢山の文字を読みやすく書くのには最適のペンです。

そのペンを気に入ったデザインのペンの中に仕込めるのですから、これは本当に嬉しいことです。ニードル式のペン先は、書きたい個所がよく見えるし、線が見やすいのも書きやすさのポイント。このペンに変えてから、ガイド納富の手帳は格段に見やすくなり、スッキリしました。書く事が気持ち良いと、自動的に細かく書くようになり、結局、役に立つメモや手帳が出来上がるのです。筆記具の書き味は、ストレートに生産性に関わってくるので、妥協せずに自分が好きなリフィルを選びましょう。


<関連リンク>

パイロット「ハイテックC」シリーズのページ
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ラミー2000の解説

ロトリング「4in1」の解説・購入ページ

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