古い映画の小道具のようなファイルケースを発見
Globe-Weis「Alphabetical File-L」 3,990円(税込み)
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これだけパソコンが普及し、IT化が進み、電子メールで連絡を取り合って、ペーパーレスの時代が来たと言われているのに、意外と減らないのが紙資料。ビジネスはもちろん、プライベートでもカッコ良いフライヤーが増えてたり、メールの時代だからこそ手書きのちょっとした手紙などが捨てられなかったりして、気がつくと身の回りは未整理の書類や資料でいっぱいになってしまうのは、ガイド納富だけではないと思います(もし、本当に私だけだったら相当イヤです。そんなことないですよねっ)。
紙資料の整理というのは結構厄介で、オフィスのいわゆる書類ケースは場所を取る割には、必要な時に必要な書類が出しにくかったり、分類が細かくなると使いにくかったりします。かといって、書類を挟んだり綴じたりして整理する、いわゆるファイルフォルダーは、あまりにビジネス色が強く、プライベートには向かなかったり、やはり書類の出し入れが面倒だったりします。
そのせいというわけではないのでしょうが、私は、いつまで経っても、紙書類をスッキリと整理することが出来ませんでした。クリアファイルやファイル挟みなどを使って、結構マメに分類したり捨てたりしてたのですが、すぐに紙が山積みになって、必要な時には出てこなかったり、気がつくとキレイなデザインだからとっておいたはずが、グシャグシャになってたり。部屋がスッキリしないのも、そんな大量の紙のせいのように感じていました。
で、見つけたのが、このメキシコ製のファイルケース。実際の使い勝手とか、サイズ、収納容量などはほとんど考えず、まず、このデザインだけで「うわ、欲しい」と思ってしまいました。まるで、古い西部劇の巡回弁護士が持っているような色合いと質感に、これを部屋に置いたら、きっと紙がキレイに片づくと、何故か思い込んでしまったのでした。
アコーディオン式はファイル収納に最適の形態かも
アコーディオン式に大きく開くから出し入れが簡単
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このファイルケース。サイズが三種類あるのですが、一番大きいサイズは、これがかなり大きいです。B4の書類が折らずに入れられます。つまり、日常のほとんどの紙資料は入れられるということ。しかも、収納量もたっぷり。私は仕切りがアルファベットになっている21ポケットのものを買いましたが、他にデイリータイプの仕切りが30あるもの、マンスリータイプの仕切り12個のものの三種類があります(私が買った店では、中型、小型はアルファベットタイプのみの取り扱いのようです)。
写真のように、アコーディオン式に口が開くので、書類の出し入れはすこぶる快適。アルファベット順に整理できるし、昔のアナログレコードを探す時の要領で素早く確実に書類を閲覧できるから、目的のファイルに簡単にたどり着きます。この快適さは使ってみるまで分かりませんでしたが予想以上でした。
写真のネガやA4二つ折り、大振りの封筒などの収納にピッタリのMサイズのものや、さらに小さい封筒などの収納に便利なSサイズのものでも、このアコーディオン・スタイルの使いやすさはそのままです。むしろ片手で支えて大きく口を開かせることが出来るため、内容物の一覧性はさらに上がります。
しまい込むのではなく使うために整理するツール
机周りをスッキリさせると同時に資料の検索性もUP。
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紙資料の整理の面倒な点は、放っておくとどんどん増えてしまうことや、頻繁に参照したいもの、保存しておきたいもの、すぐに見つかる場所に置いておきたいもの、大量に出し入れする必要があるもの、などなど、同じ紙資料でも、ただ引き出しなどに入れておけばOKというものではないこと。
だから、引き出しタイプでは保管にしか向かないし、ルーズリーフ系だと場所を取るし出し入れが面倒。しかも、それらの収納方法ではかえって場所を取ることにもなるし、保管してしまうと安心してしまって使う必要がある時に即使うといった機動力に欠けてしまいます。
このファイルケースを使ってみて感じるのは、そのあたりのバランスがとても良いこと。例えば収納力なら、Lサイズの場合、B4のルーズリーフなら10~15冊分。しかし場所は三段程度の書類用引き出しの半分にも満たないほどです。それでいて、前述の通り、検索性は高いし、出し入れが簡単だから、すぐ使う書類の扱いも楽。
仕事にも趣味にも使えるデザインの良さもあって、使う喜びもあります。つまり、書類をしまい込むツールではなく、書類を利用しやすいように整理してくれるツール。しかも、部屋も片づいてしまうという有り難さ。我ながら良いものを見つけたなあと思っています。
ガイド納富の「こだわりチェック」
このファイルケース、サイズはLサイズが256×382×70~mm、Mサイズは155×295×40~mm、Sサイズは123×243×45~mm。西荻窪に店舗があり、ネットショップもやっているUBIKという店で見つけました。ここは、他にもファイルフォルダー系のツールの品ぞろえが豊富で、机周りが片づかない人必見とも言えるでしょう。
それにしても、これを買って以来、机周りに散乱していた紙資料(仕事のFAXから映画のチラシ、応募ハガキやイベントの案内など、本当に紙資料は次々と増殖するのです)が、一気にスッキリ片づきました。アルファベット順に、「落語関係はR」だな、とか「芸術関係はA」というふうに決めているので探すのも仕舞うのも簡単です。おかげで、片づけたはいいけど、すぐにまた散らかる、といったこともありません。
小さいサイズのものは持ち歩いたりもしていて、それがまた快適。大きめのウォレットのようにも利用できます(流石にお金は入れませんが)。何といっても素材の風合いが良いから使っていて楽しいのが最高です。
<関連リンク>
▼UBIKのカルトン・ファイルフォルダー販売ページはここ
▼アルファベットファイル-M(3360円)の購入はこちらから
▼アルファベットファイル-S(2940円)の購入はこちらから
▼マンスリーファイル-L(3675円)の購入はこちらから
▼デイリーファイル-L(4935円)の購入はこちらから
▼輸入文具の品ぞろえが充実のUBIKホームページはこちら
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