ジュネーブショー開催直前、メルボルンで開催されたF1グランプリ第1戦でM・シューマッハーが優勝し、今シーズンも期待できそうなフェラーリ。その熱気を保ったままジュネーブショーに突入したわけだが、主役は2台の生産モデルである。
1台は、このサイトでもお知らせした550マラネロのマイナーチェンジモデル、575Mマラネロ。初の12気筒+セミオートマチック車のワールドプレミアということで、注目を浴びたのはいうまでもない。
ところがもう1台、しぶいカラーリングのフェラーリにも注目が集まった。4シーターV12FRクーペの456MGTである。
何が注目か。そのしぶいカラーリングをよく見て欲しい。ルーフとそれ以外が別色で塗られているのが判るだろうか。456MGTスカエリッティと名付けられた特別仕様である。
50年代60年代のフェラーリには、こうしたエレガントな2トーンカラーはよく見られたし、70年代は原色とマットブラックの2トーンカラーがフェラーリの象徴であった。最近は2トーンカラーのフェラーリをとんと見かけなくなったが、パーソナルセレクションとして戻ってきたのだ。
このスペシャルな456MGTはシューマッハー用にイメージされたもの。インテリアも豪奢で、エレガントフェラーリが現代に復活したといっていい。
今後は他モデルにもパーソナルな仕様を用意していくという。もっとも、現在でも重要な顧客のオーダーにはかなりフレクシブルに対応しているハズだけれど・・・。赤や黄色のフェラーリばっかりじゃ、やっぱりツマラナイ。速く日本でもいろんな色のフェラーリを見たいものです。
さらに最新情報としてはフェラーリがプライベーター用のレーシングカー、360GTを発表することが判った。
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