
ランチアテーマというクルマ自体は、84年にフィアットグループ3社にサーブを加えたいわゆる“ティーポ4プロジェクト”によって誕生したハイレンジサルーン。日本でいうところのクラウンのような存在だ。ちなみに、アルファ164、サーブ9000、フィアットクロマが兄弟車となる。
その、言ってしまえば何の変哲もないアッパーミドルセダンに、いつぞやのお返しとばかり、フェラーリV8エンジンをぶち込んだのがテーマ8・32、俗に言うテーマ・フェラーリである。

マニア憧れ(敬遠?)、現代の名(迷?)イタ車、ランチアテーマBYフェラーリを友人A君が買った。彼の夢心地(泥沼?)ハチサンニ生活を今後密着リポートする。第一回は納車編。