Q5をテストコースで体感
高級ミッドサイズSUVであるアウディQ5がデビュー。ミッドサイズといっても全長4630×全幅1900×全高1650mmという堂々たるディメンションで、全幅は1900mmの大台に乗っている。価格は2.0TFSIクワトロが569万円、3.2FSIが660万円 |
同イベントは、専任インストラクターの指示に従い、クワトロなどといったアウディならではの先進技術を安全に体感できるもの。今回はSUVのQ5であるためオフロードでの走破性やホールドアシスト、フルブレーキングやブレーキングをしながらの緊急回避、低ミュー路でのESPの効き具合、低ミュー路のスキッドパットでの車両安定性、バンクを含めた高速安定性や加速テストなどを体感。限られた時間であったが、Q5のポテンシャルの一端を垣間見ることができた。
SUVらしからぬ運動性能
ヒルディセントアシストのスイッチを押すと、押した瞬間の速度で9km/hから30km/hの間で速度が保たれる。登り勾配では、ブレーキを離しても最長で3分間停止する |
その、「ESP-OFF」を押してもESP自体の解除はできないのだが、ブレーキやエンジン制御への介入を遅くしたり、弱めたりすることで、こうした砂地での脱出に威力を発揮する。砂地などで万一1~2輪が空転しても、4輪すべてを駆動させ、あえて空転させることで4輪で前に進ませることで推進力を得る。
また、急坂ではヒルディセントアシストが有効で、スイッチを押した時の速度を保つ。ブレーキングはお任せできるから、ハンドリングに集中できるし、凍結した坂道なども安心してクリアできるはずだ。
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