見た目ほど大きくはない

フロントビュー
アメ車だが日本でジャストフィットするSUV。顔つきはイカツイが、見た目ほどボディサイズは大きく感じない。全長4580×1860×1785mm。価格は最廉価のSEが329万7000円、SXTが361万2000円、R/Tが420万円
前回の日産エクストレイルに続いて、街中でも乗りやすいSUVとして取り上げるのはダッジ・ナイトロ。今夏、チャージャーSRT8などを擁して日本に再上陸を果たしたアメリカを代表するブランドだ。中でもナイトロは上陸以来多くの支持を集め、ボディカラーによっては、納車待ちの列に並ばないとならないかもしれない。全幅こそ1.8mを超えるものの、全長は前回取り上げたエクストレイルよりも10mm短い。輸入SUVとしては十分扱いやすい部類に入る。

注目度はSUVトップクラス

リヤビュー
どこから見てもボクシーなスタイルで取り回ししやすい。全幅さえ慣れてしまえば、毎日の足として十分使い倒せるサイズ。リヤゲートは上開きを採用する
パートタイム4WDのナイトロは、グレードによりサイズは異なるが、全車オールシーズンタイヤを履く。そのせいもあるのだろう、オンロードでは上下に揺すられる感じで、ややバタバタしている。つなぎ目の多い首都高などはあまり得意としない。しかし、迫力のある顔つきとは裏腹にクルマの動きは軽快で、扱いにくさや鈍くさい印象は抱かせない。一転、ロングドライブになると、街中で気にならなかったパワー面への不満が顔を覗かせる。エンジン音が野太い割に、205馬力は額面どおりに出ているのかという疑問とともに、乗り心地にも注文を付けたくなる。せめて4速ではなく5速ATがあれば息切れを感じさせる走りにはならないはずだが。

しかし、数日間シーンを変えて乗ってみても乗りやすいという印象は変わらなかった。レポーターの170cmの身長ならボンネットの先まで見やすく、他の大型化する一方のSUVの中では万人にオススメしやすい。助手席のドアトリムにあるサイドビューカメラも見慣れれば車両感覚、道幅をつかむ一助になる。さらに、日産のサイドブラインドモニターなどのように、点線などの目印が表示されるとより便利になるはずだ。

残念なのが左足の置き場がない上に、アクセルが驚くほど奥にあり、ペダル配置の違和感が最後まで拭えなかった点。個人差もあるはずなので、購入を検討している人は先にチェックしておきたい。

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