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厳しい直射日光から乗員を守る方法 厳しい直射日光が気になるなら

強すぎる紫外線は人体に有害。最近は手に包帯を巻いて運転しているドライバーも見掛ける。これ、簡単に対応できます。暑い直射日光を防ぐ新兵器もあり。

国沢 光宏

執筆者:国沢 光宏

車ガイド

最近のクルマは見えない部分でも大幅に技術革新しており、新型車の多くがUVカットガラスを標準で使っている。UVカットガラスとは文字通りUV=紫外線をカットするガラスのこと。紫外線を通さないワケ。御存知の通り紫外線は可視光線でない。人間が見ることの出来る”光”は赤から紫まで(虹の両サイドです)の範囲。しかし実際には赤の外の『赤外線』と、紫の外側に『紫外線』がある。このうち赤外線は熱を。紫外線はモノを壊す作用ある「多量に浴びると有害な」光を出す。日焼けなど紫外線の影響。だから女性がUVケアなどするのだ。強い太陽光を浴びると赤外線も紫外線もタップリ浴びるため、暑くて日焼けする。

 したがってUVカットガラス付きのクルマなら、日焼けする心配はしなくていい。どうやって自分のクルマのガラスを判断するかと言えば、イチバン確実なのはカタログを見ること。必ず書いてある。カタログ無い場合は、窓ガラスの四隅を見てみよう。『UV』という文字見えれば、カットガラスだと思ってよかろう。このタイプのガラスが付いているクルマなら、日焼けする心配ないので安心していいです。また、後からUVカット効果あるフィルムを貼ることも可能。カー用品屋に行けば売っているので、器用な人なら自分で貼れる。黒っぽいフィルムがイヤというなら、最近は完全な透明のUVカットフィルムも売っているのでどうぞ。

 さて、ガラスにはUVカットより上級のタイプがある。熱反射ガラスというモノ。紫外線を通さないガラスは比較的簡単なのだけれど、赤外線となると難しい。したがって数年前まで非常に効果だった。最近になって需要が増えてきたせいだろう。グッとリーズナブルな価格になったらしく、標準装備するクルマも多い。ウチにあるプリウスやセルシオはいずれも熱反射ガラスを使っている。このガラスが付いていると、太陽光を浴びても普通のガラスと違って灼けるような暑さを感じないから驚く。熱反射ガラス付きのクルマから普通のガラスのクルマに乗り換えると「こんなに暑いのか!」と思うほど。これまたカタログに出ている。

 有り難いことに後から貼れる熱反射フィルムも出回り始めた。透明だから、色つきフィルムを貼ることが法規で禁止されているフロントガラスや、運転席&助手席のサイドのガラスにも貼れる。自分でも使っているが、効果抜群です。ただ高い。店にもよるけれど、フロントと左右の3枚を貼って3万円くらい。熱反射でもUVカットでもないガラスのクルマに乗っているなら、フロントガラスに熱反射フィルムを。左右にUVカットフィルムを貼ればエアコン効くし、日焼けの心配をしなくていい。ちなみに熱反射フィルムはUVカット効果も持つ。リアのガラスは薄いスモーク(メーカーはプライバシーガラスと呼ぶ)など貼っておけば熱とUV両方を緩和してくれる。
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