そして、オーダーメイドのバックルを作るとしたら ...
ベルトの魅力、それはバックルに負うところも大きい。 ユニークなバックルをしている人は、印象が強く残る。 では、オリジナルデザインのバックルを作ったら、どうだろう... |
江戸の匠の技を、現代に...
今回、取材で訪れた、原宿のショップ彫銀の経営母体である(有)斎藤彫刻は、かつて日本刀を飾った鐔(つば)と呼ばれる部分に、技巧を競って施した職人たちのなかで、武州伊藤派と呼ばれる名工の末裔に当たる。 左の写真は、店にディスプレーされていた、当時実際に使われていた物。 日本刀の脇に差していた小柄(こづか)と呼ばれる短剣だが、匠の技の片鱗をうかがうことができる。 |
世界で一つだけの、バックルをデザインする、粋(いき)...
既製品のように鋳型に金属を流し込むのではなく、彫刻のように、じかに金属を削り込んでゆく製法は、必然的に高い技術に裏付けられている。 こちらの写真は実際に顧客の注文によりオーダーメイドされたベルトのバックルだが、柄も、形も、素材も、自分が思ったものを依頼することが可能だという。 特別にデザインの勉強をした者でなくても、ラフスケッチから、あるいは時には言葉のイメージのみから、納得するまで何度もやりとりをしてデザインを決めてゆくことも可能なのだとか。 気になる値段の方だが、もっとも汎用的なシルバーを使ったもので、5万円をメドにしたところから考えられるそうです。 決して安くはないが、前ページのショップなどで、ベルトの部分だけ交換するなどして、長く愛用するものを作るのだと考えるなら、必ずしも高いとは言えないのかもしれない。 余談だが、ベルトのラインを常に意識することは、お腹周りの肉が気になりがちな大人の男性にとっては、端的にダイエットにも役立ちそうなのです。 |
*Shop
彫銀原宿店
東京都渋谷区神宮前3-15-8
シャンブル15 1F
営業時間:11:00~20:00 定休日:水曜日
TEL:03-5412-8445