旬のブリティッシュトラッドがエレガントに昇華
David Dixon(デビッド ディクソン)
David Dixon 2008-09年秋冬トロント・ファッション・ウィークより (C)George Pimentel |
David Dixon 2008-09年秋冬トロント・ファッション・ウィークより (C)George Pimentel |
花柄やアート柄など、しばらく続いていたプリント物はこの秋冬はちょっとトーンダウン。代わって表舞台に躍り出るのがチェック柄です。先シーズンから人気を博しているアメトラブームは、秋はブリトラ(ブリティッシュトラッド)に移行しそうで、世界的なトラッド復活はチェック柄人気も後押ししています。
英国伝統のタータンチェックやアーガイルなど、クラシカルなチェック柄はかえってフレッシュに映ります。エレガント&クラシックなリアルクローズを得意とする「David Dixon(デビッド ディクソン)」は、女優のメグ・ライアンをはじめ、海外セレブも顧客に持つ人気ブランドです。
身体を建築する「フォルム服」
Joeffer Caoc(ジョーファー カオック)
Joeffer Caoc 2008-09年秋冬トロント・ファッション・ウィークより (C)George Pimentel |
Joeffer Caoc 2008-09年秋冬トロント・ファッション・ウィークより (C)George Pimentel |
この秋冬、モード界を刺激しているのが、服で身体を造り上げるような「フォルム服」です。彫刻(スカルプチャー)や建築(アーキテクチャー)のエッセンスを取り入れたような造形美が最先端のトレンドです。クチュールテクニックやテーラリングなどを競い合うかのように、有力メゾンが「服の建築」を提案しています。細く長いシルエットで構築的なシルエットを生み出した「Joeffer Caoc(ジョーファー カオック)」。クラシカルでモダンなフォルムが新エレガンスを感じさせます。