トレンドアイテムNo.1は、「ライダースジャケット」!
【CONTENTS】
- Page 1:ミニマル&構築的……「ヘルムート ラング」
- Page 2:大人のアーパン・ロック……「ザディグ エ ヴォルテール」
- Page 3:タフ&エレガント……「アクネ ジーンズ」
- Page 4:気品&リュクス……「シャンハイ タン」
- Page 5:大人が着る子供服……「ビューティフル ピープル」
「ライダースジャケット」はこの秋冬のブレイク確実アイテム。一見、クールでハードなライダースを、クラシカルでエレガントに着こなすのが、世界のコレクションで提案された新コーディネートです。絶対欲しくなる、今シーズンのマストハヴなライダース厳選5点を発表します!
以前、NYコレクションと東コレの記事でもお伝えしたように、この秋冬トレンドのキーワードは「クラシック」。久しぶりに「きちんと感」が大切になっています。正当派の淑女風スタイルが復活していますが、マニッシュな印象の「ハンサムウーマン」はその素敵なバリエーション。1930~40年代の映画に登場した大女優マレーネ・ディートリッヒやイングリッド・バーグマンに代表される「ダンディー・レディー」をよみがえらせました。ライダースジャケットは現代のハンサムウーマンを象徴するキラーアイテムです。
ミニマルで構築的なハンサムウーマン
NY発…「HELMUT LANG(ヘルムート ラング)
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構築的なフォルムに定評があるNY発「HELMUT LANG(ヘルムート ラング)」。2007年春夏コレクションからデザイナーがマイケル&ニコル・コロボス夫妻に代わり、「新生Helmut」が誕生しました。力強く巧みなカッティングが持ち味。ストイックな美しさとアンドロジナス(両性的)な妖しさを醸し出し、今シーズンのトレンドにピタリとはまっています。「ハンサムウーマン」への華麗な転身を誘う新ライダースです。
カッティングの技術が冴える。胸元のボタンを留めると、まるでハイネックのプルオーバー風。Be Cool! | 正面から見ると、裾はシンプルなカッティング。でも、背中から見ると、ウエスト部分がリブになっていて、ブルゾンのようなシェイプ! すれ違いざまに視線を裏切るバックシャン。 |
上質な柔らかいラム革を使用したこちらのライダースジャケットはまるで薄い羽織り物のような軽さ。無駄な装飾を削ぎ落としたミニマルなシルエットで勝負しています。ハードテイストなジッパーは極力避けています。複雑なカッティングはいわゆるライダースとは違う、ファッショニスタをうならせるデザイン。襟元と袖口にはリブをあしらい、ハードさの中にもあたたかみをプラス。差が付く「大人のライダース」です。
【取材協力】
店舗 HELMUT LANG 青山店
住所 東京都港区南青山5-13-2
電話 03-6419-8144
URL www.helmutlang.com
※新ショップが8月23日、ラフォーレ原宿1階にオープン!(現在は閉店)
次のページでは、フレンチセレブ御用達ブランド、「ザディグ エ ヴォルテール」のライダースジャケットをご紹介します!