世界中のセレブやトップバイヤー、エディター、ジャーナリストが集まる憧れのNYコレクションでのコレクション対決も! (C) MMV Miramax Television |
【CONTENTS】
NYファッションを肌で感じたい人は必見!
司会進行のハイジ・クラムを囲んでの挑戦者たち16名。写真1列目からアンドレ、2列目左からダニエル・ヴォゾヴィックフランコ、ダイアナ、ジョン、3列目左からカーラ、ニック、ハイジ・クラム、ダニエル・フランコ、4列目左からグアダルー、クロエ、レイムンド、マーラ、ハイジ、5列目左からサンティーノ、エメット、6列目左からキルステン、ズレーマ。 (C) MMV Miramax Television |
きらびやかで華やかなトップファッションの世界。そんな憧れのモードビジネスの裏側を見てみたいと思う人も多いハズ。実際、昨年公開されたアメリカ映画「プラダを着た悪魔」も日本の女性を魅了しました。
しかし、華やかな世界の裏では、実は壮絶な闘いが繰り広げられているのです。
「プロジェクト・ランウェイ」シリーズはデザイナーそのものを主人公に据えています。番組内のオーディションで、チャレンジャーが毎回1人ずつ脱落していく、いわゆる「リアリティーショー」形式の番組です。第1シーズンは2004年から全米で放映され、大反響を呼びました。「テレビ界のアカデミー賞」と呼ばれるエミー賞にもノミネートされています。アメリカでは現在、第3シーズンまで進んでいます。
第1シーズンの課題の1つ「バナナ・リパブリックの新作リゾートウェアをあなたが作るならどうなる?」でオースティンが作った作品。 (C) MMV Miramax Television | 第1シーズンのテーマでは、3人ずつチームを組んで作る「ロックスター、Sarah Hudson(サラ・ハドソン)のライブ衣装」がありました。それぞれ個性が違うデザイナーたちが1つの作品を造り上げ、デザイナーとして必要なスキルでもあるチームワークが試されました。こちらはこのテーマで優勝した作品。 (C) MMV Miramax Television |
第2シーズンは無名のデザイナー16人が、通常では考えられないような課題を毎回与えられて、悪戦苦闘しながら作品を造り上げ、発表します。そこで、厳しい審査の末、毎回1人ずつが落とされていきます。
最近のリアリティーショーでは実社会での役職やデビューを賞品とする番組が増えています。「プロジェクト・ランウェイ」シリーズでも優勝者にはプロデザイナーとしてのデビュー権が贈られ、決勝ではNYコレクションに参加できます。
モデルたちはそれぞれのデザイナーが作った作品を身にまとい、審査に挑む。 (C) MMV Miramax Television | 脱落したモデルはその場で去らなくてはいけない。 (C) MMV Miramax Television |
そもそもこの人気番組で10週間以上に渡って全米で取り上げてもらえること自体が大きなメリットになっています。第1シーズンでは優勝できなかった挑戦者にも仕事が増えたり、デザイン依頼が舞い込んだりといったプラスの効果があったそうです。
第2シーズンでは最後に残った優勝者にはバナナ・リパブリックの全面サポートで新ブランドを立ち上げる権利が与えられます。そのほかに、賞金10万ドル、雑誌「ELLE」でのデビュー、高級車などが与えられます。
その回の課題が決まったら、決められた金額以内で生地や材料を選び、わずかな所定時間内に裁断・縫製・フィッティングを済ませなくてはなりません。正に時間との闘いです。 さらに、チャレンジャーたちのキャラクターはファッションの表現者らしくかなり「濃い」ものがあり、見ていて楽しい。ファッションポリシーを物語る、参加者の私服も興味深い。 (C) MMV Miramax Television | チャレンジャーたちは1棟の長期滞在用マンション内で、各室2、3人のルームシェア生活を続けます。そこでは友情が芽生えたり、嫉妬が生まれたり……。プライベートがほとんどない状態から生じる、挑戦者同士のいさかいやふれあいは見物。家族や恋人も含めた、それぞれの人間模様が見られるのも番組の大きな魅力です。 (C) MMV Miramax Television |
司会やゲストも超豪華!さらに挑戦者を苦しめる課題が続々!次のページでは、見ていてワクワク・ハラハラのサバイバルバトルをお見せします!