新「DKNY」のロゴに頼らない挑戦

「ダナ・キャラン(Donna Karan)」のセカンドライン「DKNY」は1988年、キャラン氏が愛娘のガブリエルのために作ったブランドです。キャラン氏は「自分と家族のための服」を創作のテーマに据えています。フランスの高級ブランド企業のLVMHモエヘネシー・ルイヴィトンが2001年に米国のダナ・キャラン・インターナショナルを買収しました。

これまでの「DKNY」はこの4文字のロゴが目に付くのが印象的でした。同じように「ck」のロゴが一世を風靡した「カルバン・クライン(Calvin Klein)」とよく似ています。過去にロゴ入りTシャツやデニムが人気アイテムだった点も共通しています。

しかし、新「DKNY」はロゴのイメージには頼らず、商品のデザインそのものと、着こなし、スタイリングで勝負しています。そのスタイリングを手がけたのが「パトリシア・フィールド(Patricia Field)」氏です。


パトリシア・フィールドの独創的なスタイリング

NYのDKNY
NYの「DKNY」のウインドーディスプレイ。こちらもいたるところにマネキンが。
新「DKNY」の面白さはフィールド氏ならではのミスマッチ感覚にあります。高級でゴージャスなアイテムと、気軽に着られるラフ&イージーなアイテムをわざと組み合わせる「ハイ&ロー」の仕掛けです。リアルクローズ(ふだん着られる服)でありながら、キレイめなデザインで、遊び着としても使える、そんなマルチユース(多用途)の着こなしを提案しています。

フィールド氏は「セックス&ザ・シティ」の主演女優、サラ・ジェシカ・パーカーらのスタイリストとして知られています。同番組全体の衣装も手がけ、「テレビ界のアカデミー賞」といわれる「エミー賞」を受賞しています。ファッション誌業界の内幕を描いた映画「プラダを着た悪魔」のスタイリストも担当しています。

「ホテル・ビーナス(Hotel Venus)」
NYの「ホテル・ビーナス(Hotel Venus)」の前にて。「ホテル」という日本語ネオンがグラマラス。
マンハッタンのグリニッチヴィレッジに開いたブティック「パトリシア・フィールド」はニューヨークモードの発信地として有名です。1996年には2店目のブティック「ホテル・ビーナス(Hotel Venus)」をソーホー地区に開きました。


彼女は、「バーバリー・ブルーレーベル」ブランドで知られる三陽商会が2005年春から展開している新ブランド「スマッキーグラム(Smacky Glam)」のクリエイティブアドバイザーも務めています。同ブランドのコンセプトは「デイリーラグジュアリー」「セクシーモード」です。

今回ご紹介したパトリシア・フィールド流の着こなしテク
「DKNY」がセクシー路線へ大変身!クラブ・イベントでスタイリングを魅せる を参考にしてください。

※記事の更新やニューヨークファッション情報満載のコラムをメルマガにてお知らせします。
登録はこちらから。


【関連リンク】
「DKNY」がセクシー路線へ大変身!クラブ・イベントでスタイリングを魅せる 」
「アバンギャルド突っ走る鬼才 Jeremy Scott(ジェレミー・スコット)
大注目NYブランド Milly(ミリー)
NYファッションが変わってきた!最新NYスタイルの傾向とは?

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。