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その5Sが初めてクリエイトした香り、その名も「Metasense」(sense-感覚を超えた“感覚”)はとてもフレッシュで官能的なものだ。この香りを誕生させたのはカルバン・クラインのcKone、 cKbe、 ETERNITY、TRUTH、そしてクリスチャン・ディオールのJ’ADOREなども手掛けたアン・ゴットリブ。従来のフレグランスはつけてすぐ香るトップノートからミドル、そしてファイナルへと3種類の香りが徐々に変化していくが、このMetasenseは人間が持つ5つの感覚(5 sense)から生まれた5種類の香りが、かわるがわるに楽しめる。5つの香りとはenergizing note:フレッシュ・ブリーズ、refreshing note:ピーチ・シトラス、nurturing note:フローラル・バイオレット&スズラン、adoring note:ムスクとアンバー、calming note:オリエンタル・サンダルウッド。そして、この5つの“香り”によって5つの“感覚”が調和されたとき、感覚を超えた新しい“感覚”――Metasenseが実現される、というわけだ。
また、シンプルでありながらも構築的なボトルはエスティー・ローダーやイッセイ・ミヤケ、プラダ、ソニーなど幅広くその作品を提供しているカリム・ラシッドが担当した。あえてガラスでなく手触りのあるポリプロピレン素材を使用し、ピンクのボトルが透けて見えるカバーと一体になったデザインは、内と外、無機と有機という正反対の要素を表現しているという。
このフレグランスははこの10月、ソーホーの5Sフラッグシップストアをはじめ、北米に20店舗あるストア、またマンハッタンのSEPHORAのみで限定発売。また、来年春には、この香りのシリーズとしてボディケア・アイテムやホームフレグランスも展開される予定とか。きっとあなたの“五感”に響くに違いないこの新しい香り、残念ながら今のところ日本での展開は未定、なので、ぜひニューヨークで体験してみて欲しい。
*WebSite:www.five-s.com
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