5/5 東京ポップと東京エレガンスの共存 [レディースファッション] All About

ERI MATSUI（エリ　マツイ）

ブランドコンセプトとして「アート・サイエンス・テクノロジーと、ファッションの融合」を掲げている「エリ　マツイ」。形と服への探求から生まれる、エリ　マツイのクリエーション。ファッションの域を超え、また戻り、そしてまた広がるところが魅力的。女性の身体へのアプローチが、クールカッティングを生み、「美しさって何？」といった探求心が、脳科学者とのコラボレーションを呼び、そしてその「脳」の神経細胞の美しさに魅せられて、また新たな探求が始まっていきます。

今シーズンのコレクションテーマは「THINKING GARMENT／思考する服」。「服がもし自己組織化して思考するのなら、何を考えるのか？」という問いから、服の根源を探求しています。リアルクローズとアート的な服のつながり、立体としての服を数学的アプローチから創り上げています。可展面＝伸縮すること無しに、平面に展開できる曲面と、輪切り→断面がインスピレーション源。

素材については、メインで使用したものは、ショーの後半に登場したピンクの光沢のある生地「コール」と言う横糸にテグスを通した不思議な立体を作り出す生地です。色はエリ　マツイ用に特別に染めてもらったピンクです。特に「可展面」により生み出される立体を、スカートや身頃に用いています。
※可展面とは、伸縮することなしに平面に展開することができる曲面を指します。デジタルプロダクトに詳しい方と共同研究を行う過程で着眼した立体とのこと。