横浜ふれあいホスピタルをご紹介した記事でも書きましたが、産院シーンにおける2004年一番のお願いごとは、「病院の中にも助産院が欲しい!」です。その例をもうひとつ、今度は神戸の病院で見つけました。



病院の外来に、突如「お茶の間」空間が


神戸市にある佐野病院は、19997年という早い時期から「院内助産院」のシステムを開始していました。

きっかけは、この病院に勤務しているベテラン助産師さんの石村朱美さん、高橋八重子さんのおふたりが「外で開業して自分の助産院を持ちたい」という思いを持ったこと。でも現実には難しく、それなら、病院の中に助産院のような形を作ろうと考えたのです。

それを病院が受け入れ、産婦人科外来の横にある小さな一室に、「じょさんか」と書かれた助産院の看板がかかげられました。そこは、ごく普通の家庭のような畳のお部屋です。一歩外に出たらふつうの病院なのに、そこだけはあまりにも違う、とてもくつろげる雰囲気です。

安定期に入ったら、院内助産院コースに入れます


佐野病院で院内助産院の出産をするためには、妊娠が安定期に入るころに希望を出し、「経過が順調」と判断され、医師の面接を受けることが必要です。

さらに助産師さんからも「院内助産院とはこういうもの」と説明を聞いて納得したら、次回から、院内助産院「じょさんか」の健診になります。

「じょさんか」の健診は、検査をして終わりの普通の健診とはまったく違い、ひとり45分で予約制です。これだけ時間があれば、その時期の心配事はもちろん、お産や産後のプランまで、思う存分相談できますね。

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「専属助産師で健診から産後まで」
院内助産院を選んだ女性の理由などをご紹介します。



写真上・「じょさんか」の看板の前で。退院前のご挨拶に来た木村一徳さん、昌子さんご夫婦です。

写真下・院内助産院の妊婦健診がおこなわれる部屋。岩田雪乃さんが、赤ちゃんと一ヶ月検診に来ていました。赤ちゃん連れには、また一段とありがたい畳です。




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