優秀な助産師・看護師がいることもポイント
妊婦・産婦に一番多く接触するのは、助産師、看護師です。できれば、法的にも分娩介助が認められている出産の専門家資格＝助産師をもっている人がいる施設がベターです。
特に陣痛中では、医師は、お産がかなり進んだ段階で初めて登場することもあります。異常の第1発見者となるのは、この人たちなのです。
ここに人件費を使い、ベテランの優れた人を確保している産院は安全性が高いと言えます。
助産師不足の中でも、努力している産院を選ぶ
理想的には、毎晩、当直スタッフに助産師が含まれていると安心です。ただ、病院は助産師さんがたくさんいることが多いのですが、個人産院では少ないのが実情です。
地域に名の通ったところでも、常勤の助産師さんがひとりもいない個人産院はたくさんあります。助産師さんがいない理由として、看護師より高給である、助産師はプライドが高くて看護師とうまくいかない、などという難しい事情があるようです。
でも、そうではなく、助産師さんに来て欲しいけれど、募集をしても来ないというところもたくさんあります。そんな中でも、たとえ非常勤でも来てもらっているとか、募集を続けているとか、努力をしている産院を選んでください。
助産院の安全性
いろいろな考えがありますが、私は、ベテランの優秀な助産師さんが診てくれる助産院は、立派な病院、個人産院で不慣れな人が留守番をしている状態より安全だと思っています。それは、上に書いたような理由によります。
安全性は、「これはおかしい」と察知できる人がいるかどうかが、大きな鍵です。医療者によると、そうなれるには、やはり「場数」がものをいうとのことです。
産院を選ぶときは、看板ではなく、「ひと」を見て選びましょう！
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