マタニティウェア/マタニティファッションの基礎知識

マタニティウエアの賢い選び方(2ページ目)

お腹は「隠す」から「見せる=魅せる」時代へと妊婦さんの意識が変わってきています。オシャレな女性が増え、妊娠中もファッションを楽しみたいというムーブメントがある今、どんなマタニティ服を選ぶべきなのかをご紹介します!

青木 愛

執筆者:青木 愛

マタニティウェアガイド

あらゆるシーンに対応するワンピース

袖口にフリルがあると、大きくなったお腹とのバランスが美しく保てる。オリアンのフリルドレス

袖口にフリルがあると、大きくなったお腹とのバランスが美しく保てる。オリアンのフリルドレス

次に「無地ワンピース」。これは1枚あると本当に便利。選ぶポイントは、ストレッチが効いていて着心地がいいか、手首やデコルテなど妊娠してもサイズが変わらない部分を上手に出しているか。また前身頃が数センチ長いものを選ぶべきなのですが、これは優秀なマタニティブランドならほぼどこでもこの工夫はしています。

普段のワンピースですと臨月になると前身頃がずり上がってきてしまいます。ですが、優秀なマタニティウエアは、前身頃が長くなっているので、臨月でも裾が上に上がりません。また胸元がV開きなら、そのまま授乳にも使えます。洗濯機で洗えてアイロンいらず、そんなママに優しいマタニティが今の主流です。

無地でも黒を選べばアクセサリー次第で、妊娠中の冠婚葬祭からオフィス、プライベート、検診などもお出かけにも対応できますので、1枚はもっておきたいところ。
 

ボトムスは妊娠初期から揃えるのが正解

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オリアンのガウチョパンツ

オリアンのガウチョパンツ

マターナルアメリカのストレートデニム

マターナルアメリカのストレートデニム

 

妊婦さんの中でギリギリまでボトムスを買わず、ボタンを留めず、チャックも開けたままでデニムを履いていたとおっしゃる方がいます。でもそれではもったいないです。

実は、妊娠初期からマタニティボトムスは履けますし、産後の体型が戻らない期間も重宝しますので、妊娠初期に購入されてずっと履いたほうが、妊娠後期になってあわてて高いボトムスを買うよりも経済的にもバリューがあります。

また美脚効果の高いボトムスも出てきていますので、より美しく体型を見せるためにも、ジャストフィットするボトムスを選ぶことは妊娠期間とはいえ重要です。

デニムとガウチョ、最低限この2本があれば妊娠期間は乗り切れます。デニムはストレートタイプなら、夏は何回か折り上げてクロップトパンツ風に。冬はロングデニムとしてストレートに履けば、春夏秋冬履きこなせます。お腹を優しくカバーするガウチョも、夏はサンダルと冬はブーツと合わせればオールマイティ。汎用性の高いボトムスを賢く選べば、コーディネイトの幅も広がります。

基本の3点が揃ったら、あとは妊婦さんらしい華やかなワンピースやチュニック、ロングドレスなどに挑戦していってください。妊娠期間に「オシャレね!」と褒められると、普段より数倍嬉しいものです。妊婦さんは「隠す」のではなく、その幸せたっぷりな美しい体型を「魅力的に見せる」時代。ぜひ、オシャレをもっともっと楽しんでいただきたいと思います。

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※妊娠中の症状には個人差があります。記事内容は執筆者個人の見解によるものであり、全ての方への有効性を保証するものではありません。体の不調を感じた場合は、適切な医療機関での受診をおすすめいたします。当サイトで提供する情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社、各ガイド、その他当社と契約した情報提供者は一切の責任を負いかねます。

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