一般的な病院

センター病院ではないけれど産科があり、分娩を扱っている病院で出産する方も多いでしょう。公立病院と私立病院があり、センター病院と診療所の中間のような存在と言えます。産科医の数はかつてはひとりのこともありましたが、分娩取り扱い施設の集約化により、今では数名ないしはもっと大勢になりました。

日本では、約半数の人が病院で産んでいます。センター病院は県内にいくつもありませんから、多くの人がセンター病院以外の病院で出産していることになります。

診療所(個人産院、クリニック)

個人の開業医が営むベッド数19床以下の産み場所。よく「個人産院」と呼ばれています。施設名称に「産婦人科医院」「レディースクリニック」などがついているところで、その多くは分娩を扱っていませんが、中にはとても人気の高い、お産の多いところもあります。

院長の考え方が持ち味となって色濃く出る形態ですので、産み方や母乳育児の考え方に特徴があります。医療者の人数が少ないので顔なじみにもなりやすく、相性が良ければ家庭的な雰囲気のお産にすることができます。

その反面、人手が必要な緊急時の対応には応じきれないことがあります。ですから最近の傾向として、ハイリスク妊娠の人はなかなか受け入れられないようになってきました。また、妊娠中にリスクが高まった時も、センター病院などー紹介ということになります。

日本では、約半数の人が個人産院で産んでいます。
 

助産院(助産所)

個人の開業助産師が営む施設です。助産師はかつては産婆と呼ばれ、昭和30年代前半まではお産のメインの担い手でした。今でも医師がいなくもお産が扱える唯一の国家資格で、センター病院でも分娩室ではほとんどの時間は助産師と過ごすことになるでしょう。

やはり相性は大切ですが、それが問題なければ「実家に帰ったよう」と感じる人もいるほどリラックスして産めるし、病院よりずっと人数も少ないのできめこまやかなケアが可能です。

ただし助産師は医療行為が、緊急時の応急処置以外は禁じられています。そのためかなり安心度の高い妊婦さんが出産するところです。また、リスクが高まった場合には医療施設へ紹介されたり、搬送されたりということになります。

助産院は数も少なく、ここで産む人は日本のお産全体の1%くらいです。

最近は、いざという時にすぐ医療が受けられる病院の中で、助産師さんだけで赤ちゃんをとりあげる「院内助産システム(院内助産院)」も静かに増えていて好評です。これは病院出産ですが、広い意味では、新しい助産院ともいえるかもしれません。

助産院、助産師については下記もご覧ください。
助産院で産む

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