改正貸金業法、改正割賦販売法で二枚選びが重要になってきた
クレジットカードの選び方
これによって、利用可能枠が100万円の人は10枚のカードを持っていても、10万円の限度額のカードを10枚持つことになり、使い勝手が悪くなります。2枚に絞れば50万円のカードを2枚持てますから、どんな買い物でも十分に対応できるでしょう。いずれにしろ、自分が利用できる枠内でいかに数少ないカードを上手く組み合わせて使うかが、これからのカード活用法となるのです。
メインカードを選ぶなら「三通」のカードを狙え!
なおさら重要になってきたのがメインカードの選び方です。どんなカードがメインカードに向くのでしょうか。メインカード選びで大切なのは、自分のライフスタイルに合わせて選ぶということです。そう言われてもどれを選べばいいか大いに悩むものですが、一つの目安として「三通」という概念があるので、これを切り口として選んでみてはいかがでしょう。「三通」とは交通、流通、通信の略で、このジャンルは、わたしたちの行動に密接にかかわっているところ。利用価値の高いカードが揃っています。「交通」は航空、鉄道、クルマ、旅行など、「流通」は、百貨店、コンビニ・スーパー、専門店など、「通信」は携帯電話、ネットショッピングなどを指しています。
それぞれの代表的なカードをあげると
■交通
・航空 「JALカード」「ANAカード」
・鉄道 「「ビュー・スイカ」カード」、「TOP&カード」、「To Me CARD」
・クルマ 「出光カードまいどプラス」「ENEOSカード S」「シェル-Pontaクレジットカード」
・旅行 「JTB旅カード」「Orico Card THE WORLD」
■流通
・百貨店 「三越 M CARD/伊勢丹アイカード」「大丸松坂屋カード」「タカシマヤカード」「ミレニアム/クラブ・オンカード セゾン」
・コンビニ・スーパー 「セブンカード・プラス」、「JMBローソンPontaカードVisa」、「ファミマTカード」、「イオンカードセレクト」
・専門店 「ビックカメラSuicaカード」「ルミネカード」
■通信
・携帯電話 「DCMX」「au WALLETクレジットカード」「ソフトバンクカード※」
・ネットショッピング 「楽天カード」「Yahoo! JAPANカード」「リクルートカード」「Amazon MasterCard」
※はプリペイドカード。ただしクレジットカードのような使い方も可能
これらの分野の中で、自分のライフスタイルにふさわしいカードを考え、その中から自分にあったカードを選ぶようにしましょう。
もし特定のジャンルに偏るのでなく汎用性の高いカードが希望であれば、「JCBカード」「三井住友カード」「MUFGカード」「UCカード」「ライフカード」「アメリカン・エキスプレス・カード」「ダイナースクラブカード」などのプロパーカードを選択肢に入れてはいかがでしょう。
さらにカードを絞り込むために、ポイント還元率を比較します。ポイント還元率とは、利用額に対し還元される金額の割合。100円で1Pが付与され、1000Pためると500円のギフト券等に交換できるカードであれば、10万円の利用で500円分が還元されるため、還元率は0.5%となります。目安は0.5%なら普通、1.0%なら上出来、それ以上なら高還元率と言えます。
利用明細書をよく読んで、自分のカードライフを再点検!
自分が選んだカードに自信がないときは、利用明細書をチェックしながら再点検することも必要です。もっとも利用しているお店、施設、シーンごとの利用金額を確認して、メインカードとして最適か否か合理的に判断します。選考過程でメインカードにはならなかったけど、未練のあるカードはサブカード候補に回すといいでしょう。メインカードが決まれば、電気代、ガス代、水道料金から家賃まで、一枚に集約して使うのが賢い利用法。さらに変動的な費用も加えてカードで支払うと、ポイントはみるみるたまっていくでしょう。
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