キッチンの回転トレイ
L型のシステムキッチンでは、回転式のトレイを使った収納があります。L字という形状からすれば、折れ曲がったコーナー部が収納にとってのデッドスペース。手が届きにくいという問題を解消するには、奥から手前に向かって回転させるか、スライドさせるしかありません。すでに回転トレイ式のパーツが製品化されているので、ご存知のかたも多いと思います。ところが、L型形状のウォークインクローゼットは、未だに手つかずのままなのです。
装置としての回転ハンガー
フロンテア 回転ハンガー「森の服」がコーナー部にあればデッドスペースがゼロに
但しキッチンと同様に、コーナー部を回転させたら解決できるはず。通常のクローゼットは、棚とハンガーパイプで内部を構成しています。その棚のコーナー部分を欠きとって、そこに回転するハンガーパイプを設置すれば、掛けた服全てが360度回転するので出し入れしやすくなります。そしてそのハンガー掛けのパイプが上下2段あって、取り外しができればコートなど長い服を掛けることも可能です。
小さなウォークインクローゼットでも寝室から直接使えて、しかも収納効率の高いスペースが求められています。電動で回転させるといった、大げさな装置である必要はありません。現状のウォークインクローゼットがもつ欠点を、少しでも補えるような収納の形を見直したい時期にきています。