城下町の風情を残す、小諸城址 懐古園周辺

小諸城址 懐古園 三の門
秋の小諸城址 懐古園の三の門
しなの鉄道「御代田」駅から4つ目、JR小海線の終点でもある「小諸」駅。北に浅間山がそびえ、南に千曲川が流れるこの辺りは、戦国時代から江戸時代にかけて小諸城が置かれ、城下町として栄えました。

小諸城は武田信玄の軍師、山本勘助が築城に携わったといういわれもあり、城下町より低い場所にある、穴城という全国的にも珍しい造り。天然の要塞の役割を果たしていたという、深い空堀や野面積みの石垣が当時を偲ばせます。現在は「小諸城址 懐古園」として整備され、市営公園として公開。懐古園の入口として利用されている三の門と大手門は、国の重要文化財に指定されています。


■「小諸城址 懐古園
園内には、小諸に滞在したことのある文人・島崎藤村の自筆原稿や初版本を展示する「小諸市立 藤村記念館」や、小諸出身の画家・小山敬三の美術館「小山敬三美術館」、動物園、遊園地などのさまざまな施設が揃うほか、二の丸の石垣には、歌人・若山牧水の歌碑が、千曲川を望む場所には藤村詩碑が建てられています。

小諸にはほかにも、かつて島崎藤村も教鞭をとったという私立小諸義塾が移築・復元された「市立 小諸義塾記念館」、太平洋戦争の疎開のために小諸に滞在した近代俳句の巨匠・高浜虚子の貴重な作品・資料を保存展示する「市立小諸高浜虚子記念館」といった文化施設が点在します。

■「市立 小諸義塾記念館
明治26年(1893)、木村熊二によって開設された私塾。現在は義塾の歴史や教育内容に関する資料が展示され、見学できます。

■「市立小諸高浜虚子記念館
ホトトギス派の俳人・高浜虚子が小諸に疎開した4年間の作品・資料を展示されています。隣接する虚子の旧宅「虚子庵」も一般公開されているので、立ち寄りたいもの。