軽井沢とその周辺の気候・祭り・イベント
避暑地として知られるだけあって、6~8月が軽井沢のハイシーズン。別荘族や観光客で賑わいをみせます。カラマツ林の小道を散策したりテニスを楽しんだり、軽井沢の大自然を満喫するには絶好のシーズンといえるでしょう。とはいえ、紅葉に染まる秋、雪景色に包まれる冬もまた格別。スノーシーズンになると、スキーやスノボ、スケートなどのウインタースポーツを楽しめるスポットも。■春 4月~5月
4月に入っても暖房器具が必要というほど、春の訪れの遅い軽井沢。ようやく春が実感できるのは、4月下旬頃のこと。うっすらと雪を抱いた浅間山を背景に、桜と同時に梅や桃も一斉に咲き揃い、百花繚乱といった趣になります。軽井沢町の木に指定されるコブシに白い花がつくのもほぼ同時期。5月にかけては、軽井沢町の花に指定されるサクラソウもピンクの絨毯を広げます。
軽井沢の春の到来に先駆けて、小諸の懐古園では、4月中旬~下旬は桜まつりが開催されます。夜にはぼんぼりに灯が灯り、幻想的な雰囲気に。もうひとつの桜の名所・布引観音でもほぼ時を同じくして、樹齢100年を超える桜やしだれ桜が満開に。軽井沢の桜が待ち切れない人は、こちらに足を運んでみるといいでしょう。
■初夏~盛夏 6~8月
GWの前後からようやく新緑が芽吹き始め、いよいよグリーンシーズンが幕を開けます。この時期の木々は目に優しい萌黄色。ほんの一時期ではあるのですが瑞々しくて初々しくて、何ともいえない美しい色合いです。やがて梅雨に入り、ひと雨ごとに木々の色は濃い緑へと変わっていきます。白樺の生い茂る別荘地は、鬱蒼とした緑に包まれ、散歩やサイクリングが気持ちのいい季節です。
緑がぐんぐんと美しさを増す4月下旬~6月初旬に開催されるのが「若葉まつり」。土日を中心に、町内各所でハーフマラソンやサイクリング、テニスやゴルフといったスポーツイベントをはじめ、ハイキング、ウォーキングなど、さまざまな野外イベントが開催されます。この時期、町内で配布されるパンフレットには観光施設や民宿が割引になるクーポンが付くので利用すると便利です。
やがて軽井沢のメインシーズンである盛夏へ。7・8月は無休にしたり営業時間を延長したりするレストランやショップも多く、夏休みシーズンともなると旧軽井沢銀座は連日多くの観光客で賑わいます。軽井沢の短い夏を謳歌しようと、カフェやレストランのテラス席もオープン。豊かな自然を満喫する絶好の空間となるでしょう。日中は半袖でも快適ですが、朝晩は冷え込む日もあるので、上着を用意するとよいでしょう。
7月下旬~8月末には、軽井沢高原教会の中庭を約2000個のランタンが灯る、「サマーキャンドルナイト」が開催されます。また8月は「ホテルブレストンコート」で行われる「軽井沢スイーツ博」にも注目! 毎年ひとつのテーマに基づいて、ホテルのパティシエが新たなスイーツの魅力を発信するイベントで、期間中は限定スイーツにも出合えます。
サマーキャンドルナイトhttp://www.karuizawachurch.org/より
■秋 9~11月
東京では残暑が厳しい9月ですが、軽井沢では早くもコスモスが咲き乱れ、秋の気配が感じられる頃となります。紅葉の見頃が10月中旬~11月上旬頃。軽井沢の紅葉の名所として知られるのが、旧軽井沢の雲場池や白糸の滝、碓氷峠見晴台などです。カエデや落葉松が赤や黄に色づきます。9月下旬~11月初旬には「軽井沢紅葉まつり」を開催。テニス大会やマラソン大会、ウォーキングイベントやきのこ祭り、ハロウィンイベントなど、内容は盛り沢山です。
■冬 12~3月
木々の葉もすっかり落ち、いよいよ長い冬がやって来ます。氷点下になることも多い軽井沢では、樹氷を目にできることも少なくありません。積雪も比較的あり、雪景色の軽井沢に出合えることもしばしば。軽井沢プリンスホテルスキー場もオープンし、スキーやスノーボードを楽しむことができます。また軽井沢風越公園には、11月下旬~2月下旬に屋外スケート場がオープン。キーンと冷えた空気の中でアクティブに遊ぶことができます。
11月下旬~2月中旬にかけては、「軽井沢ウインターフェスティバル」と題して、各所でさまざまなイベントを開催。期間中は、軽井沢駅北口・旧軽ロータリー・中軽井沢駅や信濃追分駅などがイルミネーションで彩られ、町全体がクリスマスムード一色に。なかでも11月下旬~12月25日は「White Christmas in 軽井沢」と称し、クリスマスコンサートやクリスマスキャロルも開催され、盛り上がりをみせます。
一年を通じて、四季折々のイベントで飽きさせない軽井沢。イベント参加を目的にこの地を訪れるのもいいかもしれません。