保有時のコスト信託報酬を通常の投資信託と比較すると、断然ETFが有利です。信託報酬は長期になればなるほど、パフォーマンスへの影響が大きくなるので、長期投資をする際には気をつけておきたいところ。この信託報酬の低さが「ETFは長期投資」と言われる理由です。
同じ指数で運用するETFとインデックス型投資信託の信託報酬の比較表。インデックス型投資信託は種別の中でも安いものを選んでいます。それでも、投資信託の信託報酬はETFの2~4倍! |
一方で、売買手数料は、購入する証券会社によって千差万別。1回の売買で3000円近く取られてしまう会社もありますので、1万円買うのに、往復6割が手数料なんて話も笑い話ではありません。購入する時は証券会社の手数料体系のチェックが必要です。
4.株式と同様オンタイムで確認できる売買価格
指値取引で希望価格を入れておけば、日中仕事のある方も取引可能。余裕がある時は、画面で相場の動きを見ておこう。 |
ETFは「外見は株、中身は投資信託」と考えるとわかりやすいかもしれません。投資信託といえども、株と同じ取引方法です。
投資信託の場合、売買価格は申込日もしくは翌日以降の取引終了後に計算された基準価額となるので、売買する時にいくらで買えるか売れるかわからないのが難点です。一方、ETFはパソコンの画面上で、オンタイムで売買されている金額を見ながら取引することができ、希望価格を指定しておく「指値注文」も可能。この臨場感溢れる取引が、相場感を養うことに繋がります。
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