気休めも必要!
しかし、実際には低い価格でうまく買い続けるといったことはできず、“後悔のオンパレード”となりがちです。「後悔」をしない方法、つまり、高値づかみが避けられ、少なくとも「気休め」になる、ドル・コスト平均方法は(むしろ気休めになるからこそ)、「欲と恐れ」が邪魔をする、価格変動商品への投資の場合には、やはり、頼りになるツールとなるのです。
タイミングを計って低い価格で買い付けようとしても、なかなかうまくいくものではありません。当然、株式などを買った後値下がりが続けば、その評価額も減り続けることになります。しかし、「ドルコスト・平均法」による積立では、購入平均価格も下がり続けるため「損失の痛みが和らぎ」精神的には楽に投資を続けることができます。
貴重な「時間」
「円の価値の目減りリスク」を軽減するために外貨を「保険」として資産に組入れようと思っても、価格が激しく上下すると「欲と恐れ」の心理が働きタイミングを計ろうとするため、思うように外貨の買付けが進みません。
また、買いタイミングに合わせ、その度に「手続きを取って買付ける」ことは面倒なため、結局、「外貨を買う」という行動を起こさないままでいることも多いのではないでしょうか。
そして、結局、「あの時買っておけばよかった~」などと後悔することになるのです。お金を貯める上で最も大切なものは「時間」です。時間が経過した後、後悔するような行動が最も非効率なこととなります。