資産運用/投資初心者にもできるカンタン資産運用法

実録!投資用マンションを手放すとき・後編

せっかく買った投資用マンションですが、手放す決意をしたFさん。でもちょっと待ってください。マンションを担保に入れてローンを組んでいると、そう簡単にはいかない場合もあるのです。

久谷 真理子

執筆者:久谷 真理子

住宅購入のお金入門ガイド

  • Comment Page Icon
賃料の下落やローン返済の負担増に耐えられず、「やっぱりこのマンションは手放そう」という決断をしたFさん。そうなると、Fさんの気がかりは「今、これを手放したらいくらで売れる?」ということです。それ以外はとりあえず気にする様子がないFさんですが…ちょっと待って。気にすべきポイントが他のところにもあるのです。

実録!投資用マンションを手放すとき・前編

【記事のインデックス】
いったいいくらで売れる? ……1P目
ローンはいくら残ってる? ……2P目
手持ち金でカバーできますか? ……2P目

いったいいくらで売れる?

いったい、いくらで売れるのか? は気になるところ
いったい、いくらで売れるのか? は気になるところ
どんなに新しい物件でも、入居した途端に立派な中古。価格も2割は下がる…とよく言われます。もちろん、2割は目安に過ぎず、その場所、その時代によって割合はさまざまです。また、今回Fさんが手放そうとしているのは、投資物件。投資物件の場合、価格は利回りにも左右されます。

Fさんの所有する投資用マンションは、簡易査定の結果1,650万円前後ということ。家賃が91,000円/月ですから、表面利回りは6.61%です。競合する物件を考慮に入れると、そのようなところに落ち着くようです。販売当初の価格からみて600万円の値下がりには、さすがにショックを受けたFさんですが、「赤字を続けるよりいい。早くスッキリしたい」と手放す決意は変わらない様子です。

でも、ちょっと待って。ホントに手放せる?は次ページで。
  • 1
  • 2
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます