家計簿・家計管理/家計管理の基本

夫の失業!どうする家計管理(2ページ目)

夫の職が無くなってしまった時の家計管理を今回は考えてみましょう。

執筆者:中村 恭子

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<会社を退社したらどんな手続きが必要なの?>
会社を退職した場合には健康保険や年金、雇用保険などなるべく早く手続きをしなければならないことがたくさんあります。
・年金の場合
会社で働いていた時は厚生年金に加入しているというのが一般的ですが、次の就職先が見つかるまでは国民年金への加入手続きが必要になります。ポイントは、年金の保険料は退職する日の翌日の月分は徴収されないという点です。例えば10月31日に会社を退社した場合は、10月は厚生年金被保険者期間になり、11月に新しい会社に勤めた場合は年金は継続ということになりますが、10月30日に退社した場合は10月分の保険料が徴収されないので、年金にブランクが生じてしまいます。
・医療保険の変更
退職時に健康保険証は会社に返却することになります。その後の医療保険は下記のいずれかの選択になります。
?国民健康保険
保険額は前年の所得と住んでいる市町村によってそれぞれ違うので問い合わせてください。医療費の自己負担は3割になります。手続きは退社日から14日以内に行ってください。

?健康保険任意継続
今まで使っていた健康保険を、2年間を限度として引き続き使うことができます。保険額は収入によって異なりますので問い合わせてください。現在は自己負担は2割ですが、平成15年4月から自己負担は3割になる予定です。手続きは退社20日以内に行ってください。

?健康保険の被扶養者
家族の中で健康保険に加入している場合は年間の収入が130万円未満の場合被扶養者として健康保険に入れてもらうことができます。この年収は雇用保険も収入としてカウントされることをお忘れなく。自己負担は3割になります。保険料はかかりません。

この場合、保険料や自己負担のことも考えて、自分にとって有利な保険を考えましょう。また、「継続医療制度」という制度を利用すると退職前に病気やケガで通院していた場合は、在職中と同じ条件で保険給付を受けられるので、この制度も知っておくとよいでしょう。
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