うつ病
うつ病は、周りのサポートが必要。家族が治療に同席する事も大切。
お天気の日があれば、雨降りの日もあるように、どんな人でも気分がすぐれず落ち込んだ日々が続く事もあります。ただそれが長く続き、「うつ病」という病気が原因なら、本人が気づきにくい事もあるので、家族がサポートしてあげたいですね。

「うつ」かも?その時妻はどうする?


厚生労働省の地域におけるうつ対策検討会は、「うつ病は国民の約15人に1人がこれまでに罹患(りかん:あたらに病気にかかること)した経験があるにもかかわらず、その4分の3は医療を受けていない」という調査報告を出しました。そして自殺防止の為にも、うつ病への気づき、適切な診断、治療を呼びかけています。

元気がない夫を見ると、妻はただ疲れているだけなのか、うつ状態なのか、うつ病なのか、どうしたらいいのかと悩みます。

■正しい治療で治る!
うつ病は、正しい治療を受ければ一般的に6ヶ月から1年で回復に向かう、治療で治る病気だということを理解しましょう。うつセルフチェクリストで、今のうつ状態が数値でチェック出来ます。心配ない数値なのか、相談が必要かのメッセージもでます。

■相談するところはたくさんある!
どこに相談していいか分からない場合は、まずは全国の精神保健福祉センターに、相談してみましょう。適切な専門機関や専門医を紹介してくれます。

■専門医もたくさんいる!
日頃あまり利用しない為、精神科や神経科、心療内科といった専門医がいる病院は目に付きにくいかもしれません。実際は大病院にはこれらの専門医は必ずいますし、街のクリニック、診療所にも精神科や心療内科はあります。病院の検索サイトを使って探してみましょう。
お医者さんガイド
MEDWEBうつ、うつ病の為の病院検索

うつ病の理解も深め、お医者さんも見つけました。でも次に気になるのは・・・。
「精神科とか心療内科って、高そう!保険使えるのかな?」
「うつ病で入院したら、医療保険の入院給付金ってもらえるの?」

うつ病とお金


■うつ病の治療って高そう、保険は使える?
ご安心下さい。保険は使えます。うつ病の治療、薬の内容により1回の受診にかかる費用は異なりますが、大体2500円~4500円。1ヶ月で1万円前後といわれています。働いていればそれ程負担はないかも知れませんが、うつ病の治療で大切なのは、休養です。会社を休んだ場合、治療が長期に渡った場合も考えてみましょう。

■会社を休んで治療したら。
会社員なら連続して3日以上働けずに会社を休んだ場合、4日目から1年6ヶ月まで加入の健康保険組合から給料のおよそ6割を傷病手当金として受けられます。

■治療が長期になったら?
・医療費控除
家族の医療費と合算して、年間の医療費が10万円もしくは所得の5%を越えた場合は、医療費控除の対象となり所得税の一部が還付金として戻ってくる場合があります。計算方法などくわしくはこちら→まだまだ取り戻せる!確定申告2006

・高額療養費制度(2006年10月改正)
入院などで1ヶ月の治療費が自己負担金を超えたら、越えた部分が加入の健康保険から払い戻される制度です。所得により自己負担金が変わります。

上位所得世帯
 (月収53万円以上*1)・・・15万円+(医療費ー50万円)×1%
一般所得世帯・・・・・・・・・・8万100円+(医療費ー26万7000円)×1%
低所得世帯(住民税非課税)・・・3万5400円
*1 国民健康保険は年間所得600万円以上

・2006年4月施行の「障害者自立支援法」
健康保険の3割負担を1割にして、所得により支払い上限額以上は支払いが免除されます。限度額は0円~2万円です。申請については、各自治体の保健所、保健福祉センター、保険センターにお尋ね下さい。

■うつ病で入院したら?入院給付金は出るの?
ご加入の保険をご確認下さい。女性特有の病気やガンなどの病気を特定している保険は、うつ病は対象外です。一般的な医療保険や、生命保険の入院特約の場合「治療による入院」ならば、入院給付金の対象になります。ただし「精神障害を原因とする事故」での入院は、保険金を支払い出来ない項目にあげられている場合があります。

ご加入の保険を確認する際、入院日額だけでなく、1回の入院限度日数も見ておきましょう。例えば入院限度日数60日なら、どんなに入院が長引いても60日で入院給付金は終わりです。1度入院し、その後再入院となった場合は180日以内なら通算され、180日を超えれば新たな入院としてカウントされる場合が多いです。保険商品は個別に内容が異なる為、必ず約款(やっかん)で確認するか保険会社に問い合わせましょう。


家族がうつ病になったら、励ましてはいけないと言います。でも、必ず治ると言うことや、薬を止めないようにすすめる事、一緒に治療に行く事も患者にとってはとても大きな励ましになるそうです。「頑張れ!」の言葉に替わるメッセージ、家族なら出来る事がたくさんあります。今は日常生活に支障が出てから診察を受ける人が多いそうですが、ひょっとして?くらいの時期に一緒に診察に行けたらいいですね。

・家族として知っておきたい基礎知識や、本人への接し方の基本、福祉制度がまとめられたやさしいサイトメンタルヘルス基礎講座
・精神障害者の全国の家族会が結成した、全国組織財団法人 全国精神障害者家族会連合会
・うつ病の全てが分かるサイト。うつを克服した人達の体験談もありますUTU-NETうつ病、不安啓発委員会公式ホームページ
うつばんNET
明治製菓「うつ病プラザ」


家計管理に役立つ情報や、新着記事についてお知らせするメールマガジンは登録無料です。こちらからどうぞ
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。