不動産型:不動産に投資する投資信託
投資信託では、運用成果に応じて分配金が支払われるのが一般的です。ただし、分配金の扱いは投資信託によって異なっており、分配金を受け取らずに再投資するタイプと現金で受け取るタイプがあります。分配型の投資信託は、後者の現金で受け取るタイプになります。分配が行われる時期は、毎月や四半期に1回など、投資信託によって様々です。分配型の投資信託の主なものとしては、不動産の賃料を受け取ってそれを分配金として支払うタイプ、債券投資による金利収入を分配金として支払うタイプ、株式投資による配当収入を分配金として支払うタイプがあります。
REIT(不動産投資信託)に投資する投資信託のことです。投資信託に投資するため、ファンド・オブ・ファンズ形式になります。資金を複数のREITに投資することで、一つのREITに直接投資を行う場合に比べてリスクを抑える効果が期待できます。また、REITに比べて小額での投資が可能になります。一方で、複数のREITに投資を行うため、投資信託に直接投資するよりも運用コストがかかることになります。
投資対象となるREITには、日本国内はもちろんのこと、外国のREITも対象になります。ですから、日本国内で運用されている国内型、そして、海外で運用されている国際型とに分けられます。
国際型の場合には、対象となる通貨の変動によって損益が左右されます。為替変動リスクが発生する点には注意が必要です。そのため、投資信託によっては為替リスクを軽減するために、為替ヘッジをつけている投資信託もあります。