生命保険の見直し/生命保険の見直しをするタイミング

今しかない!?生命保険見直しのタイミング

万一のことを考えて日々生活することほどナンセンスなことはありません。生命保険には見直すタイミングがあるのです。いつがその時なのかをご案内します。

長島 良介

執筆者:長島 良介

生命保険ガイド

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この機会に話し合ってみましょう
生命保険について、普段から考える必要はありません。万一のことを考えて日々生活することほどナンセンスなことはないのです。では見直しの必要はないのでしょうか。いいえそうではありません。生命保険には見直すタイミングがあるのです。今回はいつがその時なのかをご案内します。


生命保険見直しのチャンスその1「結婚」

それぞれ、親元から独立、もしくは社会人になって何かしらの生命保険、医療保険に加入した人も少なくないはずです。そんな人が最初に迎える生命保険の見直しのチャンスが「結婚」です。

なぜ、結婚したときが、生命保険見直しのタイミングなのか。それは、実際に守るべき人が初めてできたタイミングだからです。

そもそも、生命保険は自分のために加入するのではありません。自分が亡くなった時に困る人がいて、自分が守ってあげられない現実がある中、その人の生活の経済的な部分だけでも何とかしてあげたい、そんな想いがあるとき。それが生命保険について本気で考える最初のチャンスです。

自分が亡くなったら、奥さんは自立した生活を送るのか、実家に帰るのか。または元気で生活していってもまさかの病気の時に、入院費など医療費をちゃんと支払うことができるのか。そんなことをテーマに夫婦で話し合ってみることが必要です。

守りたい人を、守るのが生命保険の役目です。

生命保険見直しのチャンスその2「子どもの誕生」

結婚に続いて、2番目のチャンスが第一子の誕生です。もし、妻が出産後1年で職場復帰し、以後はお互い正社員として共働きをしていこうというような、夫婦それぞれが経済的に独立しているようなカップルには、第一子誕生は、見直しのチャンスとは言えないかもしれません。

しかし、出産後はできるだけ子どもと一緒にいたい・・・専業主婦が希望の夫婦であればどうでしょう?妻が経済的に独立した状況にない専業主婦家庭の場合、子どもを抱えていると殆ど生活していくための収入を得るのは困難を極めます。

そんなとき、妻と子供の将来について経済的な部分だけでもフォローできるのがお金であり
若くて貯金のない世代の大きな救いになるのが生命保険なのです。

若いうちはだれしも自分と死は無縁だと考えます。しかし死は誰に対しても等しく降りかかってきます。

子どもが二人、三人とできた場合も都度、死亡保険金はいくら受け取れるのか、医療保険はいくらなのか、また必ずしも保険に頼る必要はありませんが、教育費の準備はどうなのかと1日づつでよいので相談し、変更が必要なら必ず行動に移しましょう。10年後、20年後に大きな違いになってきます。

生命保険見直しのチャンスその3「子どもの中学入学」

子どもの中学入学というとなんだか中途半端な気がしますが、誕生から12年の月日が経っています。一人っ子の場合最後に見直してから12年の歳月が経過しているわけです。もちろんアクションが遅くなってしまった人にとっても最後に保険を見直してから10年近くたっていることが考えられます。

なぜ、中学入学時に保険を見直す必要があるのか?

まず一つは、世帯主の年齢からすると会社勤めの方はかなりの割合で責任あるポストについているか、仕事について独立だったり、転職だったりと分岐点にある人が多いのではないでしょうか。子どもが生まれた時に立てたライフプランよりも、これから退職までのライフプランや、その後のリタイアメントプランがより現実的になる年齢と言えます。

また、保険の見直しにおいては、これまでは健康で病気一つしないでやってこれた人もぼちぼち体の異常が表れてくる時期でもあります。立場による責任からか仕事も無理をしがちです。病気になったら見直すことができなくなってしまう生命保険、医療保険。人によっては最後の絶好の見直し時期になる可能性があります。

また、子どもの教育費についても同様にこの時期になると将来への道筋がかなり見えてきます。地域性や子どもの選ぶスポーツや習い事、私立中なのか公立中なのかでかなり将来の進路がリアリティを増します。教育費の準備も時間が迫っていることもあり見直すチャンスです。

生命保険見直しのチャンス4「子どもが独立したら」

最後の見直しのチャンスは、子どもが独立したときです。このタイミングだと、かなり家計に変化があります。年金での生活も目の前に迫ってきています。そんなとき、自分にもしものことがあったとき妻に夫にどんな状況が訪れ、どのような対策があるのかを考えるいい機会です。
年齢的にも健康状態がかなり悪くなってきます。退職を目の前に控えている年齢でもあります。いくつかの条件が重なってくるのです。特に健康状態は保険の見直しにとって、とても重要です。健康状態に問題があると、見直しも何もできませんね。
また、以前は、多くの保険が60歳、もしくは65歳を保険料の満期、もしくは払込満了年齢に設定しているケースがあります。見直しをやった覚えがない人はこの機会にぜひ自分の保険を確認するべきです。最終的に自分の希望の形にしていけるギリギリの年齢と言えるかもしれません。

生命保険の見直しのチャンス5「思い立った時」

実は生命保険の見直しのベストタイミングは、思い立った時です。普段から考える必要はありません。しかし、友人との会話の中や身内の病気など、あれ、自分の保険はどうなっているのかな?と気になった時にできるだけ早く希望に近いものに見直すことがもっとも大切です。

その他のチャンスは、普段考えない人のためのきっかけにすぎません。生命保険の見直しは、やはり早ければ早いほどよいということを忘れないでください。




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