私が調査官だったら

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相続税の税務調査のここがポイント!
相続税の税務調査はなんと言っても不安であると言うのがお客様の心境です。一生に一度あるかないかの相続税税務調査です。なおさら不安が増します。私は公認会計士なのでかつて監査の仕事をしてきました。調査する人の狙いや気持ちは分ります。そこで「私が調査官だったら…」ということでお話します。今の仕事の関連性としては、調査を受ける納税者の守り方に通じます。

まず、預貯金が多い方を選びます。土地や建物は隠しにくいですが、預貯金は隠す人がいます。確定申告を見て収入がある割には、相続税の申告書に記載されている預貯金が少ない方を選びます。家族名義の預貯金が多い方が対象となります。金融機関へ行けばすぐに分ります。郵便局に問い合わせばすぐに分ります。あとは貸し金庫です。さらに、割引債の臭いがあれば、真剣に調査します。無記名の割引債の現物保管は怪しいです。郵便局もその昔税務署の調査が及ばないと言った方がいました(もちろん、今ははっきり分ります。)。郵便局の貯金が多い方は、名義を分散しているかもしれません。これは名義だけ借りている預金かも知れません。さらに遠隔地に預金があったら怪しいです。隠そうとしているかもしれません。

一方、土地の評価については申告書の中で土地評価の添付資料が少ない申告書を狙い撃ちします。土地に詳しい税理士は添付資料が多いものです。路線価図、住宅地図、登記簿謄本、簡易測量図、等々です。詳しくない税理士の申告書は間違いも多いのです。評価が間違っていれば、手間がかからず増差額が出ます。更に借地権は必ず調べます。底地申告を更地申告にすれば増差額は大きくなります。

相続税の税務調査はいつ行なわれるのか?調査は、相続税の申告後3年以内の主に秋に行なわれます。8月後半から臨宅調査の連絡が入り、年内に決着が付くように行なわれます。相続税の税務調査のコツをつかみ、脱税よりも節税を心がけましょう。

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