相続・相続税/相続・相続税関連情報

相続税の物納が激減している!その背景は?(2ページ目)

国税庁は2006年8月に物納の申請状況等について発表しました。物納とは、金銭の代わりに土地等の物で納めることを言います。その物納がここ数年減少傾向にあります。現状の確認と背景を確認してみましょう。

執筆者:天野 隆

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どうして売却か物納かの選択で売却の選択を採用した方が多かったか?

打合せ
ミニバブルが影響か?
1.東京を中心とした土地の値上がり(ミニバブル)があり、評価に比べ売却したほうが得な物件が今までよりは増えた。
2.2004年には広大地の評価方法が変わり、下がったため、広大地については物納するより売却するほうが有利となった。

どうして相続納税対策の準備がされている方が増え、現金納付が可能になったのか?

相続税納付の準備をされている方が増えているのは、現場として実感できます。相続税の納付の厳しさをご存知の資産家の皆様は、早めに売却に向けての測量・交換・問い合わせ等の準備をされているようです。

平成18年4月以降の相続発生については、延納・物納ともに要件が非常に厳しくなった状況も考えますと、今後も、物納申請件数は減少していくものと思われます。

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