税務調査の実態は? |
A.税務調査では、配偶者名義の預金が問題になります。税務調査と相続税の課税の実態を確認しておきましょう。
厳しい税務調査
妻の預貯金に対して、税務署は、かなり厳しく対応します。税務調査のときに、税務署員が「あなたは、自分のものだと言うが、あなたには収入がないんでしょ。そのお金は、あなたのものではなく、亡くなったご主人のものなんですよ!」とあからさまに言うこともあります。税務署は、月々の生活費、不動産収入、その他まとまったお金が夫から妻に移動していれば、贈与の申告があったかどうかを、逐一、確認していきます。贈与がなければ、夫のものとなります。
妻名義の預貯金が、夫のものであると指摘されれば、相続財産が増えて、相続税の負担が重くなります。