心臓・血管・血液の病気
心不全・不整脈・心房細動
心臓が全身に十分な血液を送れなくなる心不全。不整脈や心房細動のしくみとあわせて、心不全に関する正しい知識をつけていただけるよう、具体的な症状、原因、検査法、予防法、治療法をわかりやすくまとめました。
記事一覧
三笠宮さまが受けられた僧帽弁形成術とは
ガイド記事米田 正始新聞報道によりますと、この7月11日に三笠宮さまが心臓手術を受けられました。同日の朝日ドットコムの記事を一部引用します。**************************三笠宮さまの心臓手術終わる聖路加国際病院(東京都中央区)に入院中の三笠宮崇仁(たかひと)さま(96)が11日午後に受けていた心臓...続きを読む
心不全の原因・メカニズム
ガイド記事米田 正始心不全とは心不全とは、心臓が血液を全身へ十分に送れない状態をいいます。病気の状態の名前であり、病気の名前ではありません。高齢化社会を迎え、心不全は増えています。心不全の種類左心系と右心系左心系が心不全になる場合と右心系が心不全になる場合の症状や状態は異なりますし治療法も異なる部分があります。一言で「...続きを読む
心不全の症状・検査
ガイド記事米田 正始心不全の症状心不全には左心不全と右心不全があります。重症では両方が合わさった両心不全もあります心不全の症状は、その原因によって突然出現することもありますが、多くはゆっくり出て来ます。患者さんは何となく苦しいので、生活の知恵でしょうか、あまり動かなくなり、症状がいったん隠れることも。その間に心不全が重...続きを読む
急性心不全の治療法 (薬・呼吸補助・心臓補助)
ガイド記事米田 正始急性心不全は命に関わることもある危険な病気。すぐに病院へ行く必要があります心不全は重症になると治療が難しい病気ですが、タイミングやくふうによってはかなりの程度まで治療や予防ができます。軽視は禁物ですが、諦めも良くありません。心不全は急性と慢性で重篤度も対応も異なります。ここでは急性心不全について解説...続きを読む
慢性心不全の治療法 (薬・原因疾患の治療)
ガイド記事米田 正始慢性心不全の治療の基本は心不全の原因の治療心不全の悪化因子を抑え込む治療心不全そのものの治療の3つです。慢性心不全の原因の治療原因疾患の治療は大切です。たとえば僧帽弁閉鎖不全症による心不全では、弁をきちんと治すことが最も根本的かつ有効な治療となります心不全の原因が別の病気である場合は、それぞれの病気...続きを読む
慢性心不全の治療法 (外科手術・再生医療)
ガイド記事米田 正始心不全そのものを外科治療、つまり手術で治す方法には、まだ多くの課題があります。近年の臨床研究の成果で、手術で治せるものが次第に明確になって来ています。わかりやすく解説しましょう。慢性心不全の原因疾患の手術・治療法心不全の原疾患を治せば心不全もかなり解決することがよくあります。図は虚血性心疾患に対する...続きを読む
不整脈の種類・原因・メカニズム
ガイド記事米田 正始そもそも不整脈の症状とは不整脈は、脈が異常に速くなる、あるいは遅くなる脈が不規則になるなどの状態を指します。脈が速すぎるのを「頻脈」、遅すぎることを「除脈」と呼びます。なお、ここでは大人の不整脈について解説します。こどもの不整脈は大人とは違うところがあるので、健診などで異常を指摘された場合は小児科で...続きを読む
不整脈の症状チェックポイント・検査・診断法
ガイド記事米田 正始不整脈の症状チェックポイント……動機・めまい・息苦しさなど気になる症状がある場合は、不整脈の検査時にしっかり伝えるようにしましょう症状だけでは、不整脈の重症度はわからないこともあります。危険な不整脈でも症状がなかったり、無害な不整脈でも強い症状が出ることがあるからです。主な不整脈の症状は以下の通りで...続きを読む
不整脈の治療法一覧(薬・ペースメーカー・その他)
ガイド記事米田 正始不整脈治療に使われる薬一覧(作用・副作用)抗不整脈薬は、強い症状を引き起こす不整脈や危険な不整脈を抑えるのに役立ちます。治療が必要が場合は満足できる効果が得られるまで、何種類もの薬を試さなければならない場合もあります。抗不整脈薬によって、かえって不整脈が悪化したり、新たな不整脈が起こったりすることも...続きを読む
不整脈の重症度とそれぞれの治療法
ガイド記事米田 正始無害な不整脈・危険な不整脈の見極め心臓の中の電気信号の伝わるルート(刺激伝導系)を示します。刺激伝導系のどこがどう壊れるかで治療法がちがってきます不整脈の中には、無害なものから危険なものまであります。特に心臓病などが背景にある場合は要注意。不整脈そのものがそう悪くない場合でも、不整脈のために心臓の力...続きを読む