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愛は4年で冷める説検証……恋愛を長続きさせる「βエンドルフィン」

恋愛が冷めるのには科学的根拠がある⁉ 恋は4年で冷めるといわれていますが、それにはPEAという脳内の神経伝達物質が大きく関わっています。恋愛を長続きさせるためには、PEAからβエンドルフィンに移行する必要があるのです。

相沢 あい

執筆者:相沢 あい

恋愛ガイド

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天然の惚れ薬PEA

恋愛を長続きさせる「βエンドルフィン」

恋は実は脳内麻薬によるところが大きい!?

恋は4年で冷めるといわれていますが、それにはPEA(フェニルエチルアミン)という脳内の神経伝達物質が大きく関わっています。ラブモードを作るPEAは、言うなれば天然の惚れ薬。「あばたもえくぼ」に見えてしまうのは、PEAの分泌で冷静な判断ができないためです。

PEAは高揚や陶酔など快感をもたらすと同時に、全身の痺れやだるさが症状として出ます。恋をすると、何も手に付かない状態がこれ。また、PEAには食欲を抑える効果もあり、恋わずらいで痩せる原因でもあります。

PEAは、恋愛初期段階のドキドキを感じると分泌され、長く付き合って相手に慣れてくると、分泌量は減少。抗うつ剤としても使われるほど強い脳内麻薬なので、PEAが分泌され続けるのは、脳にとって異常事態です。そのため自然と量が調節されるのですが、その寿命がおよそ3年。これが4年説のベースとなっています。
 

脳内モルヒネβエンドルフィン

PEAと反比例するように徐々に増えていくのが、βエンドルフィン。恋人と一緒にいると、なんだか落ち着いたり、リラックスできるのは、βエンドルフィンのおかげだといわれています。その鎮痛効果はなんとモルヒネの6.5倍。ストレスや困難を乗り越える力を持っているそうです。

魅力的な異性がいても「自分にはこの人しかいない!」と思うのがβエンドルフィンの効果。つまり、恋愛を長続きさせるためには、PEAからβエンドルフィンに移行する必要があるのです。
 

恋から愛へ

恋から愛に移行できない恋愛の多くは4年で破綻……。

恋から愛に移行できない恋愛の多くは4年で破綻……。

簡単にまとめると……、
恋:精神が不安定で、ドキドキして胸がときめく→PEA
愛:精神が安定し、安心や信頼を感じる→βエンドルフィン

恋が冷めるのがおよそ3年目で、そこから愛に移行していきますが、このとき上手く移行できない人たちの恋愛は冷めてしまいます。反比例的に増えたβエンドルフィンのお釣りが切れるのが1年程度のカップルが多いためか、4年説が定着したようです。

ですから、「愛は4年で冷める」説、「恋は3年で冷める」と言うほうがより厳密な表現だといえるでしょう。

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