このように対電車との事故ですと複数の方がケガをすることが多くなりますので、通常の自動車事故に比べて示談しなければならない相手が複数いることになります。
その分当事者の気苦労も増えるということになりますし、また人のケガだけでなく車両をこわした場合には、一般の車両の事故に比べて高額の賠償になります。
1980年に福岡地裁で判決が出た小型貨物が踏切で立ち往生したため電車が脱線した事故では1億円を超える損害が認定されました。
また、踏切での事故に限らず車同士の事故の場合でも相手の車両が高額な場合や相手車両が複数の場合などでも損害賠償額は自然に高額になっていきます。