たとえば、「Photoshop でレイヤーを使って作業しているのだけど、最終的に使うのは JPEGデータ にしなければならない。」という作業の場合を考えてみましょう。
この場合、1つ1つのデータならば Photoshop の“別名で保存”機能により JPEGデータに保存し直せばよいだけなのですが、同じ作業が100、200 とあると非常に大きな手間となってしまいます。
このような場合に、「Image Events」による自動化は大いに役立つでしょう。
ちょっと使ってみよう
アプリケーション > AppleScript > スクリプトエディタ を起動して、以下のスクリプトを入力し、実行してみましょう。
set aDesk to (path to desktop) as text
tell application "Image Events"
launch
set myImage to open afile
scale myImage to size 100
save myImage in file (aDesk & "newimage.jpg") as JPEG
end tell
※実行時にエラーがでる場合、一度スクリプト
エディタを終了させて再チャレンジしてください。
このスクリプトを実行すると、ファイル選択ダイアログが出てくるので、任意の画像※を指定しましょう。すると、デスクトップに「newimage.jpg」というファイルができています。これを開くと、元の画像ファイルの画像種類がなんであれ、横幅が100ドットのJPEGデータに変更されます。
※ Image Events で読み込める画像データは 「PICT/BMP/QuickTime Image/GIF/JPEG/MacPaint/JPEG2/SGI/PSD/TGA/PDF/PNG/TIFF」の 13種類です。
スクリプト解説
先ほどのスクリプト<スクリプト例1>を1行ずつ解説してみます。
さらに、with icon という記述を行の最後に追加することで、保存したファイルに画像の縮小したものをアイコンとして付加できます。