道南の名湯、知内温泉と湯の岱温泉
北海道の函館の西側、松前方面に素晴らしい温泉がある。湯量豊富で析出物の多い、掛け流しの知内温泉と炭酸を含有し身体に泡が付く湯の岱温泉のレポート
1 知内温泉 掛け流し 3回目
1. 湯量豊富な掛け流し温泉
2. うろこ状の析出物が多量に付着
3. 濁り湯で存在感がある
立派なホテルのような外観 |
知内温泉は通販生活で取材して以来5年ぶりほどの訪問である。内湯2箇所と露天風呂が1ヶ所あり全て掛け流しで利用されている、良い温泉である。
内湯浴槽は古い造りで風格がある |
3箇所の浴槽どれもそれぞれに良さがある。一番左奥の大きな内湯は源泉を落下させて入れている。60.4度の熱い湯のために落下させて入れると適温に下がるのであろう。
驚異的に発達したうろこ状の析出物の床 |
掛け流しの湯は床を流れかなり多量の析出物が付着している。5年ほどでさらに付着量が増え風格を増していた。
うろこ状の析出物は芸術的でさえある |
60.4度の重曹食塩泉で総計3426mgである。鉄分を0.3+0.7mg含み薄褐色から緑色の湯になっている。炭酸分も278.3mg含み新鮮なので炭酸の味覚が感知できる。そしてその炭酸によって析出物が多量に生成され、床には大きな波紋と流れが多いところは小さなうろこ状に付着していた。
緑色に濁った湯が掛け流し |
たいへん趣向に富み、興味が湧きたくさん写真を撮った。湯は緑褐色濁り、少炭酸味+エグ味、微土類臭と記録した。小さな内湯は右側奥にあり浴室全体が茶褐色に染まり良い風情である。横に寝湯が付いている。
もう一つの小さな内湯の状況 |
露天風呂は四角い簡素なものが1つのみであるが多量に掛け流しされ片側から流れ出して小川のように排水溝に流れていて湯量豊富に見える。湯は一番新鮮でほぼ透明に近くなっていた。この露天風呂も好きで記憶に良く残っている浴槽である。
床一面に掛け流しされる露天風呂 |
次は炭酸泉の感触がある湯の岱温泉 気泡の付く湯