鹿児島と宮崎の湯5
宮崎の北部温泉に行きました。国内屈指の秘境でアプローチに時間がかかります。高千穂温泉、天岩戸温泉、白滝温泉、日之影温泉、湯之谷温泉などをレポートします。その後宮崎市に向けて南下して行きます。川南温泉がヒットでした。
2 高千穂温泉
こちらは大きなセンター系の立派な施設。弱アルカリ性の単純泉。温度は低温泉ということのみわかる。透明、無味、無臭で特に個性なし。高原の雰囲気があり展望が良い湯。
3 天岩戸温泉
こちらは小さな日帰り温泉施設で外観や雰囲気はなんとなく期待させるが透明、無味、無臭の循環湯。1キロ奥よりの引き湯とのこと。 27.5度の単純泉。
4 白滝温泉 (秘湯)
宮崎県の山中は谷が深く道路が細く一歩中に入るとたいへんな行程となるがここもその一つ、深い谷のタイトなコーナーを一つ一つ抜けてやっとたどり着くといったアプローチである。九州や四国は冬も天候が良いので道路が良く開削されていてどこにでもつながる長い道がある。この道も大分県の宇目まで続くし、天の岩戸温泉からは竹田まで細い道が続いている。 細い道を延々と行く秘湯。看板のところに車を止めてそこからは徒歩である。急坂を降りて吊り橋を渡りさらに数分歩いて行く。6月から休業と書いてあったが見学のみでも良いと思い行ってみるが主人、女将ともおられて入浴OKとなった。裏に一枚岩の白滝というナメ滝を見ながら入れるポリバス1つの小さな民宿。ややすべすべするものの透明、無味、無臭の個性のない温泉。25.3度の単純泉 メタ硼酸29.7と温度にての規定のもの。
5 日の影温泉 駅
38度のアルカリ性単純泉。透明、無味、無臭 弱いつるつるあり、循環。駅の見える露天風呂あり。 全国に約10ヶ所ほどある駅付属の温泉。線路と露天風呂と一緒に撮影するのは至難の技で広角22ミリでもやっとという画角であった。
6 湯の谷温泉 野湯
ここも白滝と同じく深い谷を遡って行く温泉だが意外とすぐである。国道は丘の上を高い橋梁で越えているが谷底の道は細く長いのでなかなか到着しない。しかし椎葉や五家荘よりはましである。以前オフロード林道ツアラーだったころはこの地域の林道を何日もさまよったことがある。途中には立派な岩山がありロッククライマーが挑戦していた。さてこの温泉は鹿川に出るとすぐにあった。木の看板に湯の谷温泉と書かれ細い材木が一抱え置いてあるのですぐわかった。渓流沿いの野天は道沿いですぐ下である。五右衛門風呂が2ヶ所あり黒いゴムホースから源泉が流れ放しになっている。流れは急で荒削りな岩でワイルドな景観である。静岡奥部の赤石温泉をふと思い出した。湯は透明な単純泉であるが弱いたまご味があり期待していなかったので少し嬉しい。27度(体感)と推測した。入っていると微硫黄臭も感じたような気になるが錯覚ともいえるほどのわずかな感触でとりたてて言うべきほどの事はない程度である。