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京の老舗料亭利用のコツ伝授 怖いことあらへん!京の老舗料亭(3ページ目)

老舗料亭に行ってみたいけど「一見さんお断り?」「高いのでは?」とビビッて敬遠してる人が多いのでは?今回は有名京料理店でのバイト経験を持つ私が老舗料亭利用のコツを伝授!

執筆者:梅津 真理

Q4.会席料理はメニューが無いそうですがなぜですか?またお店の人に一目おかれる注文方法を教えてください。
このたん熊北店HPから、会席料理のおしながきを見てください。
たん熊北店HP会席料理おしながき
例えば“焼肴”とは書いてありますが、肴の種類は明記されていません。鮎なのか、ぐじ(甘鯛)なのか...分かりません。このように、京の会席料理はコースは決まっていても料理名が無く、すべてが“本日のおすすめ”。どんな料理が出てくるのかは料理人さんまかせなのです。だからこそおいしい料理が味わえるのだと思っています。だって最高の腕を持った職人さんが、その日一番の材料を一番合った料理にして出してくるのですから。

注文の仕方は、おしながきを見て「この15,000円の会席料理をお願いします」とだけ言って、あとは完璧におまかせ、でもいいのですが...。

えいっ!お店の人に「オッ、この人会席料理を食べ慣れたはるわ!」と一目おかれる注文方法をお教えしましょう。まずお店に入りお席に案内されても、おしながきは見ないこと。だって会席料理って、造り、焼肴、蒸し物etc...と出てくる料理のおおまかな内容と流れが決まっているのですから。おしながきを見る必要が無いのです。

そして自分が食べたい物、嫌いな物を伝えます。例えば「かぶら蒸しが食べたいんやけど」とか「蛸は入れんといてください」とか。「今日のお造りは何?」というような質問もアリです。その際、お金に糸目をつけないって人は予算を伝える必要はありませんが、値段が気になるという人は「飲み物抜きで10,000円くらいで」というように、最初にハッキリ言っておけば安心です。プロの料理人さんが、必ずやアナタの出した条件の範囲内で、最高の料理を考えてくださるはずです。
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