稜線がやさしく流れる美瑛町の丘陵風景。パッチワークのような美しい風景を織り成すのは、農産物の畑。農家さんが傾斜地をコツコツと耕し、丹精した汗と努力の賜物です。そんな美瑛産野菜をたっぷり堪能できるスポットが5月19日にオープンしました。
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| ▲アスペルジュの前菜には20種類の野菜が |
JAアグリパーク『美瑛選果』はJAびえいが運営する、地元農産物のショールームのような施設です。こだわりの朝採り野菜が並ぶ
「選果市場」、野菜たっぷりのテイクアウトメニューの
「選果工房」、野菜レストランの
「アスペルジュ」と、3つのスタイルで美瑛野菜の魅力を発信しています(詳細は下で紹介)。
JAびえいとタッグを組むのは、北海道の料理人チーム「ラパンフーズ」*。野菜のプロと料理のプロが、産地だから提供できる野菜のおいしさを追求するプロジェクトは、全国でも珍しい試みだそうです。
*札幌のフレンチレストラン「モリエール」、全国にファンを持つ真狩のオーベルジュ「レストラン マッカリーナ」など、北海道の人気レストラン、ショップを運営する中道博さん率いる料理人集団。
ところで、美瑛はジャガイモや麦の印象が強いせいか、野菜が豊富とは初耳という方も多いかもしれません。「実は、美瑛の農業は”多品種少量栽培”が特徴。米も栽培していて、北海道米産地ランク最高位に輝いています。酪農家もいるので、幅広く農産物を提供できるんです」とは、美瑛選果の広報担当・Mさん。また、昼夜の寒暖差が大きい盆地の気候が作物の糖度を増すほか、堆肥を多く取り入れた土づくりが高品質の農産物を育むといわれています。
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| ▲アスペルジュの「アスパラガスのゆであげ」 |
いまの季節はアスパラが旬。栽培面積はそれほど大きくないものの、収穫量では全道一を誇る美瑛産アスパラは、直売所・テイクアウト・レストランでそれぞれ楽しめます。週末のドライブに立ち寄ってみてはいかがでしょう。JR美瑛駅から徒歩10分弱なので、電車での小旅行もいいですね。夏~秋の本格的な収穫シーズン、“おいしい美瑛”を発見できそう!
■選果市場:直売所これまでの直売所とは違う、新しいタイプの直売所。並べる農産物は当然、旬の朝採り。自慢のお米は玄米で量り売り。精米機もあるので、精米したてを持ち帰れるのも嬉しいですね。従来との違いは、試食のスペースがあること。それも、今の時期ならゆでたてアスパラ、水で冷やしたトマト、1日に何度か炊くご飯などを提供。料理人のアドバイスを取り入れたこれらの工夫は、今後流行りそうですね。
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| ▲ホワイト野菜カレーとロールケーキ |
■選果工房:テイクアウトおなじみのテイクアウトメニューが、料理人の手によりひと味違ったメニューになって登場します。例えばカレーは、「ホワイト野菜カレー」に。地元の酪農家が搾った牛乳をベースに、ブイオンと香辛料などで仕上げた白いカレーです。マイルドな中にスパイスが香る味わい。ご飯はターメリックで炊いた地元米きらら397。大ぶりの野菜は各々の持ち味を引き出し調理されています。
スイーツでおすすめしたいのが、「えりも小豆のロールケーキ」。えりも小豆という品種の小豆をその日使う分だけ炊き、豆の風味を大切にした、どこかホッとするおいしさです。
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| ▲美瑛では豚肉も生産。ボリュームたっぷりの「豚のグリエ・ゆり根のリゾット」 |
■アスペルジュ:野菜レストラン「美瑛のいまの畑の姿」を一番おいしい調理法で提案する野菜レストラン。60席ほどの店内は、まるでギャラリーのカフェテリアのような空間。ここではランチ、ディナーともにコース料理を主体にしています。店名はフランス語でアスパラの意味。初夏は「アスパラガスのゆであげ」をオレンジ風味の塩でいただく一品が楽しみ。また、美瑛産の魅力がたっぷりつまった「豚のグリエ・ゆり根のリゾット」は、ル・クルーゼのお鍋で登場。腕を振るうのは、「マッカリーナ」で活躍した加藤シェフ。これからの収穫シーズン、どんな野菜料理を提案するのか乞うご期待です! ランチは2500円~。
【DATA】
●JAアグリパーク美瑛選果 農産物の取り寄せもできますよ。
【関連サイト】
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好評連載中!読売新聞「恵みの大地」より『美瑛のホワイトカレー』