旅館/東海の宿・旅館

この秋冬、「和風ジビエ」の宿へ。(2ページ目)

寒くなってくるとジビエの季節。日本にも古くから「和風ジビエ」がありました。由緒ある子宝の湯へ、ジビエを食べに行く!

井門 隆夫

執筆者:井門 隆夫

旅館ガイド

滋味あふれる絶品の鍋。

きじ鍋
代々、野性味あふれる鍋を名物にしてきた。写真は「きじ鍋」。伝統の味は、ここでしか味わえない貴重なもので、フランス人をはじめとする外国人の訪問も多いという。
東府屋に着くと、鼓を打って迎えてくれます。館内はほの暗く、雰囲気満点。夏にはホタルが舞う吉奈川をはさんで森の中に立つ民芸調の温泉旅館です。鉄筋の西館、木造の別館とも、食事は原則「山菜亭」という炉端の食事処で(一部希望者はお部屋食)。
食事は、「きじ鍋」「しし鍋」「鉄板焼き」「会席」の四種類からチョイス。今回は、秋に似合う「鍋」をいただいてきました。
珍しい「きじ鍋」は、しょう油味の出汁にたっぷり野菜とともに煮込みます。地鶏のような食感に加え、うまみの脂がダシににじみ出て、シメのうどんまでおいしく平らげられます。酢味噌であえた、口の中でとけるような「きじの刺身」もお試しあれ。

しし鍋
味噌仕立ての「しし鍋」。関西では「ぼたん鍋」とも言う。日本の里山の冬の味覚の代名詞だ。
続いて、冬に獲れた野生の猪肉を使った「しし鍋」。
脂ののった真っ赤な肉がとろ箱に入れられ登場すると、一同の歓声。こちらは味噌仕立ての出汁でいただきます。炉にかけられた自在かぎを調整し、鍋がぐつぐつと煮えたところで、赤みが消えるまでさっと肉をくぐらせます。するとコラーゲンが溶け出し、いよいよもって、うまそうに肉も縮みあがります。硬くなりすぎないうちに、卵につけ、すき焼き風にいただきましょう。滋味あふれる肉の味に加え、スープがこれまたうまい。仕上げは、餅を入れてできあがり。うまみを吸ってこげ茶色になった餅も絶品です。
今回は、All Aboutの仲間たちと、東府屋旅館を訪ねてきました。ワインがおいしかったですね!
仕事の合間に、皆様も、日本古来の味覚、「和風ジビエ」を食べに温泉まで足を延ばしてみませんか。
ごちそうさまでした!



東府屋旅館
http://www.tofuyaryokan.com/
静岡県伊豆市吉奈温泉
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