デジタル一眼カメラの基礎知識

更新日:2009年09月27日

光学式と撮像素子シフト式、手ぶれ補正の本命は?

デジタル一眼カメラに採用されている手ぶれ補正機構の方式は2種類。すなわち、光学式と撮像素子シフト式。さて、このふたつの方式はそれぞれどのような利点があり、どのようなシーンで本領を発揮するのだろうか。

撮像素子シフト式の利点1:すべてのレンズで手ぶれ補正機構を使用できる

撮像素子シフト式の概念図。ファインダーでは像は補正されていない。

撮像素子シフト式の概念図。ファインダーでは像は補正されていない。

その方式からして、ありとあらゆるレンズで手ぶれ補正機構が利用できる。どれほど古かろうがマウントさえあっていれば問題ない。これはとてつもないメリットである。

ただし、300mmを超えるような望遠レンズを装着した場合、やや効きが悪いように感じることがある。

 

撮像素子シフト式の利点2:ファインダーから見た像が補正されていない

望遠レンズで被写体を捉えるには有利な光学式だが、身体の動きと像の動きがシンクロしないことから脳が混乱して軽い乗り物酔いのような状況になることがある。

特に標準ズームの焦点距離では視野と重なるので、余計に混乱の度合が増えることとなる。これは撮像素子シフト式であれば避けることができる。

で、どっちがいいのよ?

これはあくまでも筆者の感覚であるが、望遠域、特に400mmを超えるような超望遠レンズを使うのであれば、光学式が有利だ。

特にバードウオッチングのように被写体を捉え続けたい場合、ファインダーに補正された像が届くという利点は捨てがたい。

その一方でワイド~中望遠域であれば、どのようなレンズでも手ぶれ補正が有効になる撮像素子シフト方式の利点が活きてくる。以前の記事で紹介した単焦点レンズの50mm/F1.4でも85mm/F1.4でも手ぶれ補正が使えるためだ。

もちろん、光学式のワイド~中望遠域、撮像素子シフト式の望遠~超望遠がまったくダメだというわけではない。これからデジタル一眼カメラを購入する場合は、こういった得意分野があることを念頭に置いておくといいだろう。
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清水 博之

カメラとの付き合いは20年以上。銀塩カメラから始まり、デジタルカメラまで、幅広い知識を持つ。ライター…

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